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会長メッセージ

日本船舶海洋工学会 会長 三島 愼次郎
日本船舶海洋工学会 会長
三島 愼次郎

この度、120年の歴史を重ねた日本船舶海洋工学会の会長に選出されました三島です。柏木前会長の後を引き継ぐこととなり、身の引き締まる思いです。会長就任に当たり、一言御挨拶申し上げます。

日本船舶海洋工学会は、1897年(明治30年)4月に社団法人造船協会として創立され、その後規模を大きくして今日に至っております。その間、造船技術に携わる方々の「アカデミー」として、大きな拠り所となってきました。
一方、産業としての造船業は、世界の中で大きく変わってきています。戦後、急拡大した日本造船業も、オイルショック、プラザ合意を経た設備削減、海洋進出とその後の低迷、韓国中国の台頭による慢性的供給能力過剰とその結果としての低船価、少子高齢化に伴う人材不足、といった困難な局面に立たされ、他産業がドンドン発展していく中で、うかうかしていると取り残されてしまいそうな状況です。

また、資源の少ない島国日本は、輸出入の荷物の99%(重量ベース)以上を海上輸送に依存しており、また海上安全防衛の観点からも造船技術の発展は極めて重要であることは、疑いの余地がありません。更には、世界第6位となるEEZを有する日本にとって、造船技術の応用は、海洋海底資源開発に大きく貢献できるものと思われますが、現状は、まだまだ造船技術の貢献が十分とは言い難い状況です。

以上のことを踏まえ、本学会の目的である「船舶及び海洋工学に関し、我が国の発展に寄与する」という趣旨に則り、日本の造船技術のより一層の高度化とその適用・展開に向けて、しっかりと活動して参りたいと思います。具体的には、本学会の定款に定められた事業を行っていく訳ですが、歴代の会長方が重要視されてきたものを考慮しながら進めて参りたいと思います。

今の日本造船において重要な課題の一つは、「造船の意義と魅力」を判り易く示していくことだと思います。そこに本学会の寄与できる点が多くあると考えており、力を入れていきたいと思います。まず、基本は、技術及びシステムを駆使した「挑戦」ではないでしょうか。船舶も海洋構造物も巨大な構造物故、性能的、構造的にもその自由度は極めて大きく、また建造技術の面からも開発要素は多いと言えるでしょう。他産業では、驚くほどのスピードで、AIやビックデータを駆使した開発が進んでいます。こういったICT関連の研究や適用をどのように造船業に活用し、このようなテーマに取り組んだ論文及びその発表を、どうやって活性化させていくかも、重要なポイントだと思います。

造船事業そのものは、極めてグローバルなビジネスです。しかしながら、それに取り組んでいる人達が果たしてグローバルに育っているかと言えば、必ずしもそうではないのではないでしょうか。何故か?造船は各分野の奥が深い故に、余程心掛けないと狭い世界に陥り易いからだと思います。発想の幅を広げる意味でも、他業界との交流や国際交流は非常に重要であり、これらの交流が活発になるよう努力して行きたいと思います。

また、本学会でも長年掲げてきたテーマに「人材育成」があります。造船技術を極めていく、また広げていくという強い意志を持てれば、自然と人は育っていくのではないでしょうか。勿論、それをサポートしていく仕組みは重要ですが、どうすれば多くの人達が造船技術への強い意志を感じることができるようになるか、夢中になれるか、魅力を感じるようになるか、そういったことにも取り組んで行きたいと思います。

是非、皆さんと一緒に本学会を盛り上げていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

日本船舶海洋工学会 会長 三島 愼次郎
(ジャパン マリンユナイテッド株式会社)

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