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ホーム > 表彰 > シップ・オブ・ザ・イヤー 2018 応募船紹介

応募作品発表会(一般公開)は5月13日(月)明治記念館にて開催します

大型客船の部

さんふらわあ さつま/きりしま(応募者:株式会社フェリーさんふらわあ他)

さんふらわあ さつま/きりしま
船種
カーフェリー
船主
JRTT, (株)フェリーさんふらわあ
建造
ジャパンマリンユナイテッド(株)
LppxBxD - d
192.0m×27.0m×15.0m - 6.8m
総トン数/速力
13,659トン/23ノット

大阪/志布志航路に就航した新造船で、非日常の船旅を楽しめるよう「くつろぎのプライベート空間」やゆとりのあるパブリックスペースを充実させている。推進システムには、二重反転プロペラとハイブリッド推進システムを導入し、高い省エネ性能と操船性を両立させた。

小型客船の部

うみのこ(応募者:滋賀県教育委員会ほか)

うみのこ
船種
旅客船
船主
滋賀県
建造
中谷造船株式会社
LppxBxD - d
60.0m×12.0m×3.3m - 1.5m
総トン数/速力
1,355トン/10.5ノット

滋賀県では「みずうみに学んで世界の明日をひらく人」という理念のもと全ての小学校5年生を対象に、学習船を使った教育を35年間展開。一泊二日の航海で琵琶湖の環境や寄港地の歴史・文化などを学ぶ。新船は、最新の教育施設を装備する5層構造とし、琵琶湖の強風と浅喫水の課題を克服し、より安全で環境に優しい学習船となった。

大型貨物船の部

CASTILLO DE MERIDA(応募者:今治造船株式会社)

CASTILLO DE MERIDA
船種
液化天然ガス運搬船
船主
MERIDA LNG SHIPPING LIMITED
建造
今治造船株式会社
LppxBxD - d
284.0m×48.7m×27.0m - 12.4m
総トン数/速力
126,004トン/19.5ノット

拡張パナマ運河を通航可能で最大級のLNG運搬船。天然ガスと油を燃料として使用できる2ストローク二元燃料主機関を搭載し、船型最適化によって省燃費を実現した。自然気化ガスの再液化装置や燃料化設備を搭載して運航の柔軟性を高めるとともに環境負荷低減を図っている。基幹システムの冗長性確保や各種の解析により、安全性向上を図った。

COOL EXPRESS(応募者:四国ドック株式会社)

COOL EXPRESS
船種
冷凍運搬船
船主
NA
建造
四国ドック株式会社
LppxBxD - d
176.0m×30.7m×15.5m - 10.2m
総トン数/速力
22,452トン/19.3ノット

世界最大容積の冷蔵・冷凍貨物艙を持ち、コンテナを含め多種多様な貨物が積載できる冷凍運搬船。最新省エネ主機、高速域に対応した船首尾船型などにより燃費の向上を図っている。振動、騒音を低減した良好な居住環境、排ガス規則に沿ったSOxスクラバーの採用などにより環境に配慮している。

BELUGA ACE(応募者:株式会社商船三井)

BELUGA  ACE
船種
自動車専用船
船主
東慶海運
建造
株式会社南日本造船
LppxBxD - d
191.55m×32.2m×37.4m - 10.0m
総トン数/速力
63,115 トン/19.0ノット

6,800台積み次世代型自動車専用船。船首形状見直しや低摩擦AF塗料等の省エネ技術の採用により車1台当たりのCO2排出量を大幅に減少させた。リフタブルデッキを2層から6層に増やし、艙内船殻構造をロンジ構造とすることで荷役効率を向上させている。 AR技術を用いた航行支援システム、高速衛星通信を用いた船陸間データ送信システムも採用している。

漁船・作業船の部

長崎丸(応募者:長崎大学水産学部)

長崎丸
船種
漁業調査・練習船
船主
国立大学法人長崎大学
建造
三井造船株式会社
LppxBxD - d
61.2m×12.3m×7.1m - 4.6m
総トン数/速力
1,507トン/13.5ノット

4代目となる長崎丸は、通路幅、天井高さ,寝台面積等を拡大し,電気推進方式により船内の静寂性を高めるなど居住環境を大幅に改善した。最新の水産資源・海洋調査機器を搭載しており,長崎大学のみならず本船を共同利用する大学等の学生及び研究者が,広く,水産・船舶関連業界について学び,研究することが可能である。

げんかい(応募者:福岡県水産海洋技術センター)

げんかい
船種
漁業調査取締船
船主
福岡県
建造
瀬戸内クラフト株式会社
LppxBxD - d
24.7×5.5m×2.7m - 0.95m
総トン数/速力
67トン/32ノット

「げんかい」は試験研究用の音響測深装置などの調査機器を備えた60GT型の高速艇。船首や船底形状に技巧を凝らし、多気筒主機関とLC型5翼固定ピッチプロペラにより気泡や船体振動をおさえて、高速域においても高精度なデータ取得が可能な機能性を実現した。調査船が排水量型から多機能な高速艇船型へシフトする先例となることが期待される。

CP-8001(応募者:五洋建設株式会社)

CP-8001
船種
SEP型多目的起重機船
船主
五洋建設株式会社
建造
ジャパン マリンユナイテッド(株)
LppxBxD - d
73.0m×40.0m×6.5m - 4.35m
総トン数/速力
7,456トン/

CP-8001は800トン吊り大型クレーンを搭載した我が国初のSEP型多目的起重機船。4本の脚を用いて船体をジャッキアップすることができるため、気象海象条件の厳しい海域でも、高い稼働率で安定かつ高精度にクレーン作業を行うことができる。全国で計画が進められている洋上風力発電施設の設置工事をはじめ、港湾工事などに活用される。

海洋構造物・海洋機器の部

NMRI航行型AUV4号機(応募者:海上技術安全研究所)

NMRI航行型AUV4号機
船種
航行型AUV
船主
海上技術安全研究所
建造
株式会社海洋工学研究所
LppxBxD - d
3.9m×0.65m×0.65m
総トン数/速力
0.545トン/3.6 - 6.5ノット

本機は海上技術安全研究所の航行型AUVの主力機で、国の研究・開発プロジェクト「SIP次世代海洋資源調査技術」のもとで開発された。最大ピッチ角80°最大速力6.5ノット等の優れた機体性能に加え、調査効率を飛躍的に向上できる複数機AUV同時展開が可能な運用体制を備えている。高効率で高精度な海洋調査を実現する先進的プラットフォームである。

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