主催:日本船舶海洋工学会 能力開発センター
後援:日本マリンエンジニアリング学会、日本造船工業会
船舶海洋技術分野の技術士資格*)の取得を支援するため、技術士第1次試験の専門科目についての講習会を開催します。第1次試験の専門科目の範囲は、4年制理工系大学で教えている程度の内容を基本としています。本講習会は、船舶海洋技術分野の基礎知識を勉学する良い機会ともなっていますので、技術士を目指す方はもとより、新たに船舶海洋分野の仕事に就いて基礎知識を習得したい方や、専門分野外の知見を広めたい方にも参加をお勧めします。
新型コロナウイルス感染防止のため、今年度はZoomを使用したオンライン講習会とします。当日都合で参加できなかった場合には、後日講習会の「録画オンデマンド配信」による受講が可能です。
*)技術士は,技術士法により定められた文部科学省登録の国家資格です。技術士は、科学技術の高度な専門応用能力を必要とする事項について計画・研究・設計・分析・試験・評価、またはこれらに関する指導業務を行います。技術士になるためには2次にわたる国家試験に合格する必要があり、1次試験に合格した人を技術士補と認定します。技術士及び技術士試験の詳細については、日本技術士会ホームページをご覧下さい。
令和3年6月17日(木)~18日(金)
技術士第1次試験「基礎科目」「適正科目」「専門科目」のうち、船舶・海洋部門の「専門科目」の範囲について下記の講習を行います。
第1日目 6月17日(木) | |
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9:30~9:40 | 講習会の主旨説明と技術士試験案内 |
9:40~12:40 |
機械とシステム
内容:内燃機関の基礎/内燃機関の原理・サイクル・熱効率/排ガス規制と対策/タービン機関の原理と構造/タービン機関のサイクルと効率/燃焼
講師:塚本 達郎(東京海洋大学) |
14:00~17:00 |
科目:浮体の力学
内容:船舶算法/復原性/安定性/抵抗・推進/耐航性/操縦性
講師:芳村 康男(元北海道大学・東京大学) |
第2日目 6月18日(金) | |
9:30~12:30 |
科目:材料・構造
内容:材料の基本的特性/梁理論/弾性論/エネルギー原理/梁の座屈/局部強度/全体強度/横強度/浮体構造設計
講師:川村 恭己(横浜国立大学) |
14:00~17:00 |
科目:計測・制御
内容:計測原理/計測法/不確かさ解析/船舶性能・強度・主機特性の計測/海洋モニタリング/状態方程式/伝達関数/フィードバック制御/特性方程式/安定条件/最適制御
講師:上野 道雄(海上技術安全研究所) |
本講習会の主催・後援団体の会員、団体会員の社員 | 6,000円 |
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学生 | 2,000円 |
その他 | 12,000円 |
20名
申し込み用紙[20KB]をダウンロードし、6月7日(月)までにE-mailあるいはFAXして下さい。申し込みをした方は、申し込み用紙記載の方法に従って受講料を納付願います。
日本船舶海洋工学会事務局
TEL: 03-3438-2014 FAX: 03-3438-2016 E-mail