次世代を担う若手研究者・技術者の育成は、科学技術立国を国是とする我が国において各産業界共通の極めて重要な課題となっています。特に船舶海洋分野においては、若い人の興味離れ、大学院博士課程への進学者の減少、船舶海洋分野に特化した教育を行う学科の減少といった経過を経て一層重要な課題になっています。この対策として、既に各企業・大学においては、他分野からの人材も積極的に受け入れ、短期間で船舶海洋分野の基礎や技術を教育して後継者不足を補おうという試みも進められています。こうした背景を受け日本船舶海洋工学会では、若手人材の教育に資する種々の事業を行っています。
性能・運動分野の「夏の学校」はこの一環として、2007年にまず西部地区で開催された後、全国で開催地を選んで行っており、今年は西部地区で開催することとなりました。宿泊を伴う研修スタイルで行われる「夏の学校」は、単に船舶海洋分野の講義を聴くだけでなく、他大学の学生・教員や社会人と寝食を共にして交流を深めることによって刺激を受け、切磋琢磨して行こうというモチベーションを喚起する目的を有しています。是非積極的に参加して視野を拡げて頂きたいと思います。
9月6日(金) 10:30~20:00 (水槽見学不参加の場合は13:00~20:00) |
---|
特別企画 九大伊都キャンパス水槽見学(希望者のみ,昼食付) 高速回流水槽、船舶運動性能試験水槽 |
基礎講座テーマその1 「船舶耐航性理論(第1部,第2部)」 山口 悟(九州大学大学院工学研究院 准教授) |
特別講義 「水中グライダーの話」 中村 昌彦(九州大学応用力学研究所 准教授) |
懇親会 |
9月7日(土) 8:45~16:30 |
基礎講座テーマその2 「船舶抵抗推進論(第1部,第2部)」 安東 潤(九州大学大学院工学研究院 教授) |
基礎講座テーマその3 「船舶操縦運動論(第1部,第2部)」 古川 芳孝(九州大学大学院工学研究院 教授) |
修了式 |
【学生】 会員:8,000円,非会員:9,000円 【一般】 会員:14,000円,非会員:16,000円
①最大募集人員30人
②上記金額には、宿泊費1泊分・食事(9/7朝食・昼食)および懇親会費が含まれます。
※水槽見学参加者は9/6昼食も含まれます。
③宿泊の有無,懇親会の参加・不参加に関わらず金額は一律となります。
参加ご希望の方は下記より「参加申し込みフォーム」をダウンロードしていただき、必要事項をご記入の上、参加申し込みフォームに記載の宛先までメールにてお申し込み下さい。
申込締切:令和元年8月21日(水)
近日中のイベントはありません