近年、製造業を中心に幅広い産業で「デジタルツイン」が注目されています。デジタルツインとは「リアル空間の情報をモニタリング技術等により収集し、サイバー空間でリアル空間を再現し、シミュレートする技術」であり、デジタルツインを有効活用することで設計や製造、サービスの変革が期待されています。実物による実験が困難な海事産業では、デジタルツインは製品やサービスの差別化のための重要な戦略的技術であり、現在、研究・開発が精力的に進められています。
そこでデジタルツインの研究・開発の現状と、デジタルツイン技術の活用に関する理解を深めることを目的に、シンポジウム「海事産業におけるデジタルツインとモデルベース開発」を開催します。シンポジウムでは先ず、他産業における先進事例として、マツダ(株)の足立様にモデルベース開発についてご講演いただきます。マツダ(株)におけるモデルベース開発はシミュレーション技術の活用という観点で最先端・最高峰の技術であり、海事産業にとっても非常に参考になると確信しています。続いて海事産業におけるデジタルツインの研究開発状況について、各分野における第一人者の方々にご講演いただきます。
本シンポジウムが海事産業のデジタル化の将来像を考える一助になることを期待しております。
2022年12月19日(月) 13:00~17:30
オンライン方式(Webex meeting)
橋本 州史(西部支部長、長崎大学 教授)
演題:Model Based Developmentによる複雑さへの挑戦
演題:船会社から見たデジタルツインの効用と課題
演題:三井E&Sマシナリーにおける舶用機関デジタルツインへ向けた取り組みの紹介
演題:船舶設計デジタルツインの基盤技術について
演題:船体構造デジタルツイン
演題:建造デジタルツイン構築のための造船工場の見える化とデジタル化
演題:海事産業のデジタル化に向けて
濱田 邦裕(広島大学 教授)
※全体進行:手塚 雄一((株)大島造船所)
会員:2,000円(シニア含む)
非会員:4,000円
学生(会員):0円
学生(非会員):2,000円
◆お支払いは、参加申込と同時にクレジットカード決済をさせていただきます。
(VISA、MasterCard、American Express、JCB、ダイナース、ディスカバーでのお支払いに対応しています。)
※上記カードを所有されていない方は、口座振込みも可能ですので、お問合わせください。
参加登録をして頂いた方には、講演テキスト(電子ファイル)を配布予定
参加申し込みの方は、12月14日(水)17:00までに下記の「参加申し込みフォーム」よりお申し込みください。会議案内およびテキストのダウンロードについて、後日ご連絡致します。
※期限を過ぎてのお申し込みは、[メール]にてお問合せください。
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