造船産業におけるデジタルトランスフォーメーション、業務効率化に関する取り組みについて、行政(1件)、産業(2件)および学術(2件)のそれぞれの立場よりご講演いただき、幅広い観点より議論する機会にしたいと考えています。多くの方のご参加を歓迎いたします。
関西支部研究委員会委員長 折原 秀夫
2024年2月28日(水)13:30~16:45
※時間は若干変更となる可能性があります。
オンライン(Webex)
※タイトル、講演順序は講演者の都合により今後、変更となる可能性があります。
折原 秀夫 氏(関西支部研究委員会委員長,ジャパン マリンユナイテッド株式会社)
田村 顕洋 氏(国土交通省 海事局 船舶産業課長)
今後、我が国の船舶産業は、人手不足が進む中で新燃料船などの複雑な船舶の建造が求められる。このような大きな社会変化に対応する上では業務のあり方そのものの変革(DX)が鍵となるため、国は事業者によるDXを推進している。本講演ではその取組を紹介する。
谷川 文章 氏(浅川造船株式会社 執行役員 経営戦略室長)
我が国造船業の皆さんがDXという何十年に一度の大変革チャンスに求められるのは、「手段か目的か」という表現ではカバーしきれない「理念」「人生観」「世界観」とでも言うべき「我が業界を変える」という溢れ出る思考である。本講演ではその思考材料を届けたい。
村井 智木 氏(川崎重工業株式会社 エネルギーソリューション&マリンカンパニー 船舶海洋ディビジョン 坂出造船工場 プロセスイノベーション部)
DXと言っても、国内造船業でも何をどう進めていけば良いのかが共通の悩み/課題だと考えているが、弊社のDX導入のコンセプト・将来のあるべき姿・期待される成果・それに向けたマインド変革・実際の施策等を紹介する。他の国内造船業各社の参考になれば幸いである。
稗方 和夫 氏(東京大学 新領域創成科学研究科 環境学系 教授)
海事産業は技術や利害、制度が絡み合う複雑なシステムであり、かつ、自動化やカーボンニュートラルなどの大きな環境の変化にもさらされている。このため、造船・海運に関わる企業は、どのように将来に備えていくべきかを検討し、意思決定していくことは非常に困難である。本講演では、システム思考に関連する手法を組み合わせ、複雑なシステムに関する意思決定を支援する方法について事例を交えて紹介する。
篠田 岳思 氏(九州大学 工学研究院 海洋システム工学部門 教授)
新興国の製造業の総生産高が先進国を追い抜き、我が国の製造業のあり方も問われており、造船業も例外ではない。我国のこれまでの造船業のあり方や戦略も問われており、DXの導入による生産性改善も手段の一つである。造船DXのための建造システムでの検討例について紹介する。
藤田 均 氏(関西支部支部長,今治造船株式会社)
2月21日(水)までに下記の「参加申込みフォーム」よりお申込みください。ご登録のメールアドレスに会場のURL等をお知らせします。
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