講演会・シンポジウム
関西支部シンポジウム『実海域性能とビッグデータ』
主催:日本船舶海洋工学会関西支部
共催:日本船舶海洋工学会関西支部KFR・大阪府立大学大学院工学研究科航空宇宙海洋系専攻海洋システム工学分野・大阪大学大学院工学研究科地球総合工学専攻船舶海洋工学部門・神戸大学大学院海事科学研究科
船舶業界では運航時の燃料費とCO2排出量の削減が大きな課題となっており、各社造船所ではそのための船型開発に注力しています。他方、運航サイドからのチャレンジも近年特に注目を集めています。特に、AI技術やIoT技術による、いわゆるビッグデータと呼ばれる大量の運航データ、エンジンログデータの収集と統計解析により、ウェザールーティング性能の向上を図り、燃費改善を行おうとする全く新しい試みであり、パラダイムの転換ともいえるでしょう。
今回のKFRセミナーでは、実海域の性能モニタリングや最新のAI技術による運航革新に焦点を当て、手法の理論や応用などを交えながら皆様と情報を共有し、意見交換をしたいと考えております。ご関心をお持ちの多数の方々のご参加をお待ちしております。
開催日時
平成30年3月27日(火) 13:00~16:50 (12:30受付開始)
開催場所
講演題目と内容
- 13:05-14:05
- 実海域モニタリングによる実船性能の評価について
折原 秀夫(ジャパン マリンユナイテッド株式会社)
実海域モニタリングによる実船性能の評価について、モニタリング計測および性能解析・評価法を中心に代表的な手法について解説する。さらに、推定計算による予測値と実船モニタリングによる解析値との比較事例を示し、両者の比較より実海域モニタリングによる実船性能の適用性を示す。
参考資料を各自ダウンロードください。
Performance prediction of full-scale ship and analysis by means of on-board monitoring. Part 2: Validation of full-scale performance predictions in actual seas
- 14:10-15:10
- 船会社における船舶ビックデータ活用の取り組み(仮)
米澤 挙志(株式会社MTI)
船会社における船舶ビックデータの活用の取り組みを紹介する。実海域性能の把握とそれを利用したオペレーションへの活用事例や、船体構造モニタリングの取り組み、また、将来に向けた取り組みを紹介する。
- 15:15-16:15
- なぜ、富士通が海運・造船業界に向けた研究に取り組んだのか?
阿南 泰三(富士通研究所)
2012年に新組織を立ち上げ、ICT技術のモビリティ分野への応用を模索してきました。その中で海運・造船・港湾への興味をもち、無謀にも新規ビジネスの立ち上げを目指しました。造船企業との共同研究失敗から始まり、大学、海運企業との研究再挑戦と独自技術実現への道のりを、苦労話を混ぜながら披露させていただきます。
- 16:20-16:45
- パネルディスカッション
司会 箕浦 宗彦(大阪大学)
ご講演者様3名にパネリストとしてご参加いただき、実海域性能に関する研究を精力的に実施されている箕浦様司会のもと、パネルディスカッションを実施します。
参加費(当日支払)
【講演会】
一般 | 3,000円(要事前登録) |
学生 | 1,000円(要事前登録) |
【懇親会】
一般 | 5,000円(要事前登録) |
学生 | 2,000円(要事前登録) |
申込方法
参加お申し込みの方は3月20日(火)までに申し込み受付フォームにてお申込みください。また、懇親会欠席のご連絡は前日までにお願いします。
申し込み受付フォーム
その他
- テキストのみご入用の方は別途4,000円(送料込)にて郵送させていただきますので、下記問い合わせ先までご連絡ください。
- 懇親会は17:00より同一フロアで開催いたします。是非ご参加ください。
問合せ先
公益社団法人日本船舶海洋工学会 関西支部事務局
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-1
大阪大学大学院工学研究科地球総合工学専攻船舶海洋工学部門内
Tel:06-6879-7593 FAX:06-6879-7594
携帯番号:070-1305-2902 (シンポジウム当日のみ)
E-mail:[メールする]