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西部支部メールマガジン第71号

5S活動の取り組み ~「5Sオリンピック」開催~

尾道造船(株)造船部動力課 三宅 隼

清掃競技の風景
清掃競技の風景
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パトロール競技の風景
パトロール競技の風景
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第2回 5Sオリンピック優勝チーム
第2回 5Sオリンピック優勝チーム
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ご安全に!

弊社では2011年3月より全社一体となって「5S活動」に取り組んでおります。ご存知の通り、「5S」とは「整理・整頓・清掃・清潔・躾 (しつけ)」の5つから成り、職場環境改善への取り組みとして多くの企業で取り入れられています。弊社では2009年から翌10年にかけて3件の重大災害が発生したのを機に、「事故を減らす」だけではなく、「事故が起こらない」安全な造船所を目指すための取り組みとして始まりました。開始以来、5S活動を推進する「5S事務局」を中心に協力会社も巻き込んだ全社的な活動として続けており、この2017年3月で丸6年になります。

今やほぼ定着した感のある5S活動ですが、その間にも多くの若手社員を迎え入れ、「『5S』とは何か?」そして何よりも「なぜ尾道造船は『5S』に取り組んでいるのか?」を知らない世代が多くなってきました。そこで、5S活動が始まった頃を経験していない2013年度入社以降の若手社員101名を対象に、昨年の9月と12月の2回に分けて「5Sオリンピック」を開催しました。

大会では、開会式に続き「5S」の基礎についての講義を行い、実際に現場に出ての競技 (実技) を行いました。この競技 (実技) では、参加者はそれぞれ8チームに分かれ、「パトロール」と「清掃」の2種目でチーム毎に競い合いました。両競技ともに30分の制限時間内に、より多くのゴミまたは指摘件数を集めた順に順位がつけられます。パトロール競技は指摘件数1件につき1ポイント、清掃競技はレジ袋半分につき1ポイントとし、最終的に集めたゴミの体積・重量から点数を算出するルールとしました。

はじめて企画・実施した大会だけに、ルールづくり一つとっても事務局員一同何度も議論を重ねて準備を進めました。「果たしてうまく盛り上がるだろうか」と不安を抱きながらもスタートした大会は、予想以上に白熱した盛り上がりとなり、閉会式では上位3位までのチームが表彰を受け、5S実行委員長 (専務) から直々に賞品を手渡され、有終の美を飾ることができました。

この2回の大会によって、若手社員に向けた5S活動の周知・定着に大きな成果を収めたと思います。現在、5S事務局では、全社的に定着したこの5S活動の水準をより向上させるために、2011年の5S活動開始時に若手社員であった現在の中堅社員や責任者を対象とした活動などを計画しています。

三宅 隼
尾道造船(株)
造船部動力課

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