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西部支部メールマガジン第80号

次世代省エネマラッカマックス型VLCC −ENEOS ARROW−

ジャパン マリンユナイテッド(株)有明事業所設計部総合調整チーム 中原 駿太朗

ENEOS ARROW
ENEOS ARROW
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本船「ENEOS ARROW」は、弊社にて豊富な建造実績を誇るマラッカマックス型VLCCの次世代船であり、2013年1月の弊社発足後初めて開発された "JMUマラッカ型VLCC" の記念すべき1番船となります。本船は、JXオーシャン株式会社殿向けに有明事業所にて建造され、2017年12年19日に引き渡されました。

マラッカマックス型VLCCは主に中東−日本間の原油輸送への投入を想定した船型で、この航路上の難所であるマラッカ海峡を通過出来る喫水 (d=20.5m) にて、最大量の原油を輸送できるよう最適設計されています。また、この地理的条件に加え、主要目は日本の主要な港湾規制 (Loa, Gross Tonnage, Deadweight, etc.) を満足するよう、汎用性を考えて設計されています。

このような設計条件の下、本船種は造船各社にて開発競争が繰り広げられてきました。中でも本船は、弊社の前身であるアイ・エイチ・アイ マリンユナイテッドおよびユニバーサル造船の時代を含め永年に亘って蓄積したVLCC開発のノウハウおよび最新鋭の技術を結集し、以下の様々な差別化技術が投入された、次世代省エネマラッカマックス型VLCCとなります。

1. 省エネ技術

最新のCFD技術および船型試験水槽での模型試験による船型最適化が行われており、加えて、弊社独自の省エネ装置であるSuper Stream Duct®やSURF-BULB®の搭載、ALV-Fin®の最適配置により、従来のマラッカマックス型VLCCに比べ大幅な燃費削減を達成しています。

さらに、最新式電子制御エンジン、低摩擦塗料、弊社設計の大直径プロペラの採用も、本船の燃費性能向上に貢献しています。尚、温室効果ガス排出規制であるエネルギー効率設計指数 (EEDI) は、2020年以降の契約船に適用されるPhase 2レベルを満足しています。

2. 実海域性能

LEADGE-BOW®と呼ばれる波浪中抵抗低減船首および、新騒音規則にも配慮した低風圧居住区の採用により、実海域性能を向上させています。

3. 新規則への対応

IMO PSPC規則に則り、貨物油タンク及びバラストタンクに塗装を採用し、防食性能を向上させています。

本船主要目

全長
max. 339.5m
型幅
60.00m
型深
28.50m
夏季満載喫水
21.085m
載貨重量
312,127t
総トン数
160,011
主機関
WinGD W7X82
航海速力
15.5 knot
船級
NK
船籍国
日本

中原 駿太朗
ジャパン マリンユナイテッド(株)
有明事業所設計部総合調整チーム

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