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西部支部メールマガジン第84号

5万トン型プロダクト・ケミカルタンカーの紹介

尾道造船(株)船舶開発部船舶開発課 桑岡 育

試運転の様子
試運転の様子
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操舵室の窓の保護
操舵室の窓の保護
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一体型の航海機器コンソール
一体型の航海機器コンソール
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2019年2月13日に当社の尾道造船所にて、竣工・引渡しを行ったプロダクト・ケミカルタンカー "ST. PETRI" を紹介します。

本船は、当社が100隻以上の建造実績を誇る "Markシリーズ" の第5世代として開発したDW50,000MT型プロダクト・ケミカルタンカーです。カーゴタンクの構成は、COT×12、SLOP×2、RESIDUE×1となっており、IMO type II&IIIの貨物を積載することができるようタンク内面に特殊塗装を施しています。各タンクに独立ポンプを備え、6種類の製品の 同時積載を可能にしており、幅広いオペレーションに対応することができます。

豊富な建造実績と経験を基に、最新規則と時代のニーズを盛り込んで開発した本船は、当社が自信を持って世界の海に送り出す高品質のプロダクト・ケミカルタンカーです。本船の基本コンセプトと特徴を紹介します。

  1. 環境
    • 電子制御エンジンの搭載、波浪中の抵抗増加を抑えるOnomichi Straight Bowとプロペラ前方の流れを整流するOnomichi Parallel Finの採用により、燃費性能・推進性能を向上させ、EEDI Phase2を先行して達成しています。
    • 最新の騒音規則を十分に満足し、静寂性の高い居住空間を提供しています。
    • 船尾管にエアシールを採用し、環境負荷を低減しています。
    • シップリサイクル条約に対応した鑑定書、船級符号 "IHM" を取得しています。
  2. 安全
    • 主要バルブとカーゴポンプの操作を荷役制御室から一括して行うことで、作業の安全性向上と省力化を図っています。
    • 甲板上にフライングパッセージを設け、居住区から船首部への安全な通行を確保しています。
    • 海賊対策として、操舵室の窓に保護部材を設置し、乗組員の精神的負担を軽減しています。また、機関区域にイリジウム電話を装備し、非常時の外部への通信手段を確保しています。
  3. メンテナンス
    • 機関室の主要機器の冷却方式として、セントラルクーリングシステムによる清水冷却を採用し、運航中のトラブルとメンテナンスコストの低減を図っています。
    • カーゴタンク内に高品質の特殊塗装を施しており、安定した防錆性、防食性を発揮します。
  4. オペレーション
    • オンデッキロンジ、波型バルクヘッドの採用により、カーゴタンク内の構造部材を無くし、荷揚げ時の残油を極限まで抑えるとともに、タンククリーニングを容易にしています。
    • 船級符号 "M0" を取得し、機関室の無人化を図っています。
    • 操舵室の航海機器コンソールを一体化し、操作性を向上させています。
    • オイルメジャーの各種要求を満足し、幅広いオペレーションに対応しています。

主要目

全長
182.50 m
型幅
32.20 m
型深
19.05 m
満載喫水
13.10 m
載貨重量
約50,000 MT
総トン数
約29,500
主機
J-ENG 6UEC50LSH-Eco-C2
最大出力
9,000 kW
航海速力
約15.6 knot
船級
NK
船籍
Singapore
定員
25名

桑岡 育
尾道造船(株)船舶開発部船舶開発課
基本設計

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