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西部支部メールマガジン第96号

長崎総合科学大学工学部工学科船舶工学コース
コース横断型新プログラムスタート!!

長崎総合科学大学工学部工学科船舶工学コース 古野 弘志

四方を海に囲まれ、世界で第6位の排他的経済水域面積を有する我が国の発展は、海洋の有効利用を抜きにしては考えられません。現在、日本の貿易量の99.7%が船舶によって輸送されていますが、加えて過密になった陸上輸送からの海上輸送へのモーダルシフトがCO2排出削減の観点からも期待されています。さらに、風力発電や潮流発電などの海洋再生可能エネルギー資源、日本の排他的経済水域に存在する鉱物資源、無限に広がる海洋の空間利用資源、海洋県長崎の多様な水産資源に代表される4つの海洋資源開発も強く求められています。

このような背景から、本学工学部工学科船舶工学コースでは、船舶及び海洋工学の基礎知識を有し、船舶・海洋構造物を設計・製造する技術者及び海洋を仕事場とする技術者の育成を教育理念とし、実務に強い技術者育成を目指しています。

2021年4月からは、船舶工学コースの中にこれまでの造船技術を中心に学ぶ船舶工学プログラムに加えて、新たに海洋資源開発技術を中心に学ぶ海洋工学プログラムの2つのプログラムを準備しました。

船舶工学コースに入学した学生は、1年次に同じカリキュラムで船舶工学・海洋工学の基礎を両方学びます。その後、1年次終了時に船舶工学プログラムと海洋工学プログラムのどちらに進むかプログラムの選択を行います。2年次以降は、以下の図1と図2に示すカリキュラムの通り、プログラムによって必修科目や履修科目が異なります。しかしながら、船舶工学プログラムを選択した学生が海洋工学プログラムの科目を、反対に海洋工学プログラムを選択した学生が船舶工学プログラムの科目を受講することは可能であり、将来の進路希望に合わせた科目選択を実現しています。また、海洋工学プログラムの科目には、工学部工学科建築学コースの教員による海洋空間利用学,総合情報学部総合情報学科生命環境工学コースの教員による海洋生物と環境といったコース横断型の科目や外部講師による操船学同演習や海中ロボット工学など多彩な科目を準備しています。

この、コース横断型新プログラムである「海洋工学プログラム」の専門科目の講義は、来年度から、いよいよ本格的にスタートします。今後とも、本学工学部工学科船舶工学コースでの造船・海洋教育についてご理解・ご支援の程よろしくお願い申し上げます。

図1 船舶工学プログラムのカリキュラム

図1 船舶工学プログラムのカリキュラム

図2 海洋工学プログラムのカリキュラム

図2 海洋工学プログラムのカリキュラム

古野 弘志
長崎総合科学大学工学部工学科船舶工学コース
構造創生・マリンデザイン

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