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西部支部メールマガジン第97号

新入社員研修のご紹介

常石造船(株)総務・人事部人事グループ 小林 大造

新入社員研修を実施する目的はさまざまで、そのひとつに「企業、職場の理解」があります。当社では社内にどのような部門があって、それぞれがどんな活動を行っているか新入社員に学んでもらうため、「関連部署実習」を実施しています。この実習では新入社員自身の役割を理解してもらうとともに、所属部署と関連性のある部署の「業務内容」と「人」を知ることにより、知識の充実と所属部署での業務円滑化を図っています。

研修期間は2ヵ月間で最大35日のプログラムを設定します。プログラム内容は新入社員によってそれぞれ違い、上長およびメンター社員と相談のうえ、あらかじめ各部署が設定した研修プログラムの中から、受講してほしい、もしくは受講したいプログラムを選択します。受講プログラムによって、身に付く知識や関わる社員が違ってくるので、上長やメンター社員は新入社員の今後のキャリアビジョンを踏まえ慎重にプログラムを決定しています。

具体的なプログラムは受入れ部署の先輩社員が講師となり、部署の概要説明、仕事内容紹介、基礎講義に加え、それぞれの部署の中心的な業務の実習を行います。一例として当社設計本部商品企画部船体計画グループのプログラム内容をご紹介します。

 プログラム内容身に付く知識
1日目 商品開発の概要説明および実習
(全体説明、各チーム概要説明など)
・商品開発プロセス
・業務概要、組織
・原価企画
・当社商品概要
2日目 船舶算法、推進性能の基礎講義と実習 (手計算) ・基本用語
・トリム、縦強度、復原性計算(手計算)
・推進性能理論概要

「関連部署実習」は新入社員が学ぶ場であることはもちろんですが、講師を担当する先輩社員は全く知識のない新入社員に分かりやすく説明するため、説明資料や実習課題を作成し、工夫しているので、先輩社員も学ぶ場になっています。また休憩時間には先輩社員からコミュニケーションをしっかり取ることで、社員同士の関係構築の良い機会になっており、研修後の業務円滑化に繋がっています。

以下は受講した新入社員の感想です。

  • 所属部署で学んできたことに沿って研修を進めてもらえたので仕事のイメージが深まった。
  • 所属部署で最も関わりのあるグループでしたが、はっきりと何をしている部署なのか分かっていなかったので、知れたことは非常に良かった。また、講師が一日中同じにならないようなスケジュールに調整されていたので、途中で話す内容がなくなることがなく、有意義な時間だった。
  • 実際の業務内容に近い実習を体験できたのでとても有意義だった。
  • 説明がわかりやすく、初心者に向けた内容になっていると感じた。業務実習でも、新入社員に考えさせる内容になっていて、学べたという実感があった。
  • 沢山の先輩社員がアテンドしてくれたことで、繋がりが広くなった。
  • 他部署の業務を学ぶという目的はもちろんだが、他部署の方と繋がりを持つ貴重な機会となる実習だった。
  • 普段関わらないであろう部署の方々と話すことができ、人脈形成につながったと感じた。

常石造船は人材第一とし、人を育成し、人の力によって生み出される数々の技術によってこれまでの歴史を築いてきました。これからも次なる人材を育む環境を大切にし、次世代の造船業を担う人材を育成していきます。

小林 大造
総務・人事部人事グループ
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