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西部支部メールマガジン第99号

輸送・環境システムプログラムの近況

広島大学大学院先進理工系科学研究科輸送・環境システムプログラム 安川 宏紀

広島大学大学院先進理工系科学研究科輸送・環境システムプログラム (旧造船科) の近況をお知らせします。現在の輸送・環境システムプログラム (学科に相当) は、1945年 (昭和20年) に増設された造船科を起源とします。その後、幾度かの改組・学科名変更等を経て、2020年 (令和2年) 4月からは、既存の理学・工学系の専攻を統合した先進理工系科学研究科が開設され、その一員となっています。

本プログラムの特徴は次の通りです[1]

船舶・航空機・自動車・鉄道等の乗り物を主体とする輸送機器および物流システムの工学技術は、輸送のハードおよびソフトの観点からこれまで以上に重要となっています。一方、輸送機器の運用の場でもある地球圏は今日深刻な環境問題に直面しており、輸送機器の工学技術を考えるにおいては、従来行われている環境低負荷型の視点に立った設計のみならず、人工物である輸送機器と自然環境とが調和した共生システムを構築・維持する観点が必要不可欠です。したがって、ローカルエリアおよびグローバルエリアの両視点で海洋環境や大気環境を理学的・工学的見地から探究しつつ、地球圏環境を保全・創造する工学技術を開発し、さらには、輸送機器と地球圏環境とが共生するための工学技術を構築していくことが極めて重要となります。当プログラムでは、この分野の技術者に必要となる工学を総合的に教育します。

このように本プログラムでは、船だけではなく、車や航空機等、また環境問題や物流システム等、幅広い項目についての研究教育を行っています。私自身も、一見船とは関係のない、車の運動力学や物流システムの講義を担当しています。(違う分野のことを学び教えるのは楽しいです。学生にも好評のはずです!?)

現在の輸送・環境システムプログラムには、講座が8、寄附講座が2つあり、表1のような人員で教育研究に当たっています。最近は思ったような人の補充ができず、「歯抜け状態」が常態化しつつあります。これは、大学に配分される予算が減ったことにより、新たな採用を止められたことが主な理由です。その結果、教員一人当たりの仕事(雑用)は増える一方であるにもかかわらず、大学の幹部からは、質の高い論文をどんどん出せとせっつかれ、組織は少しずつ疲弊しているように見えます。また、若い人の採用に当たっては、任期制が普通であり、腰を落ち着けた研究ができなくなっているのではないかと危惧しています。

教員側はこのような状況にありますが、当該分野に興味を持った優秀でやる気のある学生がこれまでよりも多く入学してくれることを願っています。私事を言えば、定年まであと2年ちょっとです。野村克也語録[2]に「人を遺すを上とする」という言葉があります。今後は後進の育成に努めて行きたいと考えています。輸送・環境システムプログラムへの御指導御鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

研究室名教授准教授助教
構造システム田中 智行Wang Hanlin
輸送・環境システム流体陸田 秀実中島 卓司金平 大河
海上輸送システム安川 宏紀佐野 将昭
構造創成北村 充山本 剛大
輸送システム計画学濱田 邦裕平田 法隆
システム安全新宅 英司
田中 義和
航空輸送・海洋システム岩下 英嗣作野 裕司
地球流体システム荒井 正純
船舶設計イノベーション講座 (寄附講座)  和田 祐次郎(講師)
次世代自動車技術共同研究講座 (寄附講座)  中村 優佑

関連リンク

広島大学工学部第一類 (機械・輸送・材料・エネルギー系) 輸送システムプログラムの紹介

野村克也「財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すを上とする」野球【NHK】アスリート×ことば
(もともと後藤新平の言葉のようです)

安川 宏紀
広島大学大学院先進理工系科学研究科輸送・環境システムプログラム
船舶海洋工学

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