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西部支部メールマガジン第102号

Sea-Navi 2.0:船舶ビッグデータを活用した運航支援サービス

日本シップヤード(株)設計本部新技術開発部 (JMUから出向) 中井 源太

日本シップヤード株式会社 (NSY) では、自社建造船にデータ収集装置を搭載して船舶のデータを収集させて頂いており、収集したビッグデータを自社クラウドサーバー上に保管しています。このビッグデータは、船舶が実海域で所定の性能が発揮できているかを検証したり、また海上試運転で実施することができない喫水条件における馬力・船速などのデータを就航後の実運航データから抽出して設計データを補完したりすることなどに活用してきました。

一方で、このようなビッグデータを設計に利用するだけでなく、NSYの設計スタッフによるノウハウを生かして、船舶ユーザー (船主・オペレーター・管理会社など) 向けにデータを可視化したダッシュボードなど、データに付加価値を与えて船舶運航を支援するアプリケーションを提供するサービス (Sea-Navi 2.0) を開始しました。Sea-Navi 2.0が提供する主なアプリケーションの機能は、以下のとおりです。

  • 各ユーザーが管理する船舶の位置情報のマップ表示、各種運航データの一覧表示機能
  • データロガーなどから取得したデータの全点可視化による陸上からの遠隔監視機能
  • 燃料消費量やCII (Carbon Intensity Indicator) のリアルタイム表示機能
  • シーマージンの自動計算 (風波など外乱影響による損失馬力の計算) による船舶性能の可視化機能
  • ウェザールーティング機能 (NSY自社開発)
  • 構造モニタリングによる、積み付け状態の安全性の評価機能
  • LNG燃料船プラントマネージメント、タンク圧力シミュレーション機能 (開発中)
  • カスタムダッシュボード作成機能、モニタリングデータのダウンロード機能 など

船舶位置情報の一覧表示機能 (船名は削除してあります)

船舶位置情報の一覧表示機能 (船名は削除してあります)

CIIリアルタイム表示機能 (数値は削除してあります)

CIIリアルタイム表示機能 (数値は削除してあります)

NSYは造船設計会社として船舶性能解析、構造解析、プラント設計などに関する専門技術を有しておりますので、これらに基づく、特色あるアプリケーションのリリースを進めていきます。

中井 源太
日本シップヤード(株)設計本部新技術開発部 (JMUから出向)
商船機関部設計/就航データ解析

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