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西部支部メールマガジン第105号

新造船紹介:10万トン型ばら積み運搬船「ENERGIA AZALEA」

(株)名村造船所船舶海洋事業部設計本部技術開発センター 三谷 拓真、伊藤 克仁

10万重量トン型ばら積み運搬船

10万重量トン型ばら積み運搬船 "ENERGIA AZALEA"

当社は2022年6月14日、伊万里事業所 (佐賀県) にて建造していた10万重量トン型ばら積み運搬船 "ENERGIA AZALEA" を引き渡し致しました。

本船は株式会社商船三井様が石炭の安全・安定輸送と経済性の両立を目指し当社を含む国内の複数造船所と共同開発したコンセプト "EeneX" 次世代石炭船となります。

以下に本船の主な特徴をご紹介します。

  1. 本船は火力発電所向けの石炭を運搬し、鉄鉱石、穀物なども積載可能とするポストパナマックス型ばら積み運搬船であり、高い推進性能と省燃費性能、積み高の極大化を追求した船型としています。
  2. 貨物の揚荷役効率の向上のため、ホールド形状はダブルハル構造のボックス型としています。
  3. バラストタンクの塗装性能基準 (PSPC-WBT規則) を適用し、バラストタンクの腐食防止に努めることにより、船舶の安全性を高めています。
  4. 当社独自開発の「Namura flow Control Fin (NCF)」、および「フィン付き舵 (Rudder-Fin)」、更にNCF後流の流場を改善する新開発の省エネフィンを装備しています。その他にも、風圧力低減型居住区や低摩擦型船底防汚塗料を採用し推進性能の向上を図ると共に、電子制御式主機関を採用し燃料消費量の低減を図っています。
  5. 主機関および主発電機関には、窒素酸化物 (NOx) 排出3次規制に適合した機種を採用しました。主機関には排ガス再循環 (Exhaust Gas Recirculation) を、主発電機関にはSCR (Selective Catalytic Reduction) を採用し、NOx排出量を低減しています。更にはエア式船尾管シール装置を採用し、環境に配慮した構成としています。
  6. 機関部冷却システムには、セントラル清水冷却方式を採用し、船内メンテナンス作業の低減を図っています。
  7. 港湾内の汚水排出規制を考慮し、生活排水や雨水およびカーゴホールド洗浄水の船外排出を適切に管理すべく、汚水等の貯蔵タンクを装備しています。加えて、船体中央部にもデッキの雨水用の貯蔵タンクを装備しています。
  8. バラスト水管理条約に適合したバラスト水処理装置を搭載しています。
  9. シップリサイクル条約にて作成が要求される有害物質一覧表 (インベトリ) に関する船級符号 (IHM, Inventory of Hazardous Materials) を取得しています。

本船の主要目は以下の通りです。

主要目

全長
234.92 m
幅(型)
43.00 m
夏期満載喫水(型
13.58 m
総トン数
58,773 総トン
載貨重量
99,965 重量トン
主機関
MAN B&W 6S60ME-C10.5×1基
定員
25名
船級
日本海事協会
船籍
リベリア

三谷 拓真
(株)名村造船所船舶海洋事業部設計本部技術開発センター
性能設計


伊藤 克仁
(株)名村造船所船舶海洋事業部設計本部技術開発センター
性能設計

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