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がんばれ日本人船員!

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自動車の運転に免許が必要であるのと同じように、船の操船にも免許が必要です。この免許を海技免状と言います。海技免状には、一級、二級、三級海技士という等級があって、それらが船長・機関長、一等、二等、三等の航海士・機関士などの階級に対応しています。例えば遠洋域を航行する大型船の場合、船長と機関長は一級海技士の資格が、一等航海士・機関士は二級海技士の資格が、そして二等・三等の航海士・機関士は三級海技士の資格がそれぞれ必要となります。

この資格をとるには、実務経験の後に国家試験に合格するか、商船高等専門学校が東京海洋大学海洋工学部、神戸大学海事科学部などの商船系の大学を卒業する必要があります。

世界でも定評のある日本船舶の安全航行は、これらの海技士の資格制度に支えられていると言っても言い過ぎではありません。最近、日本船でも乗組員の大部分が外国人というケースも稀ではないのですが、それでも日進月歩の船舶航行技術を身に付けた日本人海技士が姿を消すことはないでしょう。それどころかますます重要になると思います。(図で、袖の4本の線に注目!これは船長を表します。)


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