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画期的な箱

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鉄道からトラックに、トラックから船に、そしてまたトラックに、次から次へと貨物が運ばれるのが物流の世界です。このように陸から海までひとつづきの貨物輸送においては、積み替え作業の時間短縮は効率化の鍵となります。みなさんもご存じのコンテナは積そのために考え出された画期的な"箱"なのです。

第二次世界大戦が終わり、急速に経済が発展すると、陸・海を問わず貨物量が著しく増大しました。港では荷物をさばく荷受人たちが不足し、停泊時間も延び延びになることもしばしばでしたし、沖では入港待ちの貨物船で混み合うこともありました。そんな時、運送業者だったマルコム・マクリーンは荷物の入れ替えが不要なコンテナという箱を思いついたのです。つまり船に積んでいたコンテナをそのままトラックに載せてしまえば、積み替え時間の大幅短縮が可能になると考えたのです。彼のアイデアはすぐさま取り入れられ、国際貨物輸送の分野に海陸一貫輸送という大変革をもたらした「コンテナ革命」とまで呼ばれるようになりました。


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