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航海日誌(ログ・ブック)は船の最重要書類

航海日誌とは船の位置、進路あるいは海況などを書き留めた記録帳のことです。その昔、丸太(ログ)を海に投げて船の速さを測定したことから、英語ではログ・ブック(log book)と呼んでいます。

航海日誌は、海難事故が起きたときの原因究明に重要な役割を果たします。江戸時代末期に紀州藩の明光丸と坂本竜馬が率いる海援隊のいろは丸が瀬戸内海で衝突事件を起こした時も航海日誌が証拠物件となり、海援隊が8万3千両の賠償金を受けることができました。最近では衝突事故を起こした船が航海日誌を改ざんしていたことが話題になりましたが、船の最重要書類であるだけに不正は許されませんね。

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