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船のスクリュープロペラはなぜ後にあるの?

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船はスクリュープロペラという羽根を水中で回転させることで進みます。このプロペラを船のどこに付ければ良いと思いますか? 実は、船の一番後ろについている(後付きの)船がほとんどなのです。なぜでしょうか?

もっとも大きな理由は、燃料の節約です。
プロペラを回すのはエンジンの力(パワー)です。前付きと後付きのプロペラを比較すると、同じスピードを出すために必要なパワーが、前付きは格段に大きくなります。プロペラは流れの遅いところで作動する事で性能が良くなり、必要なパワーが少なくてすみます。船体の直後の水の流れは、船と同じ方向に動かされ、船体があることにより遅い流れの中にプロペラが置かれるため必要なパワー(燃料)を節約できるという訳です。

他にも理由はありそうです。
プロペラを前につけると、その回転によって船の周囲にたくさんの波が発生してしまい、その波が抵抗になって船のスピードが大きくダウンしてしまいます。
また、万一他の船と衝突した場合、プロペラが前に付いていると最初にプロペラが壊れてしまい、船が動けなくなってしまいます。これを防ぐ意味もあるかもしれません。

プロペラは船を動かす非常に重要なものですが、船全体の大きさに比べるととても小さいものです。その働きを最大限に生かす為にも、取り付ける場所にも気をつける必要があると言えるでしょう。


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