海の不思議箱トップページ > 記事一覧 > 深海に眠る宝物!?
世界の海のなかで一番深い場所を知っていますか?東南アジアのフイリピン沖のマリアナ海溝(かいこう)が世界で最も深いといわれています。最も深いところで1万メートルを超え、これは世界で一番高いエベレストの標高よりも深いことになります。1925年に日本の測量船「満州号」が計測に成功して、世界で一番深い海であることが分かりました。1960年に始めて有人潜水艇がこの海底に降下しましたが、降りるのに5時間近くかかったそうです。
深海の世界には、生物や海底資源などまだまだ知られていないことがたくさんあります。深海底には、鉄やマンガンのほか、銅、ニッケル、コバルトなどを含むマンガン団塊(だんかい・かたまり)が広く分布しています。また、 「燃える氷」と言われている天然ガス(メタン)が閉じ込められてシャーベット状になっているメタンハイドレートも日本近海を含む世界中の海底地下に眠っています。
日本には、6500mまで潜る事ができる有人潜水調査船「しんかい6500」など世界に誇る深海探査船があり深海でのさまざまな調査に活躍しています。
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