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日本船舶海洋工学会 会長
津田 尚輝 |
日本船舶海洋工学会のホームページへようこそ。
船は、産業物資、食料の殆どを運んでいます。数十万トンの物体が海に浮かび、水を掻き分けて進む姿には感動を覚えます。
その船を建造する造船業は重厚長大の産業の一つです。
しかし、19世紀に英国で始まった近代造船業は、我が国の産業の基軸となり、1956年にはイギリスを抜いて世界一の進水量を記録しました。
以来、我が国の造船業は世界のトップの座を半世紀にわたって維持してきました。この間、産・学・官が協力し、その技術を磨き続けて参りました。この産・学・官の要が日本船舶海洋工学会であり、技術、人材を支えてきました。
経済活動に不可欠な海運物流を支える産業・学問として、学会は、多くの人々に連携の場を提供しています。
また、海洋分野では、2007年に海洋基本法が制定されました。四方を海に囲まれた我が国にとって、目前に広がる海は、宝の海です。この海の活用にも、多くの技術が不可欠であり、本学会においても各種の取組みを行っています。
本学会は、現在活動している学会の中でももっとも古い学会で、110歳を数えました。しかし、2005年には3つの学協会が統合し、新たな名前となり、目下、2歳です。
この若々しさでもって、学会はチャレンジして参ります。
学会の真っ白なキャンバスに、経験という名の技術と、若人の自由なひらめきで、未来の船舶、海洋を描くのは、皆さんです。
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