このたび、120年の歴史を持つ伝統ある日本船舶海洋工学会の会長職を、原 壽 前会長から引き継ぐことになりました。会長という職は私には全く経験が無く、この重責を務められるだろうかと自分でも心配しておりますが、特に根拠も無く「何とかなるだろう」という気持ちで居ります。非力を自覚している私がこの職を引き受けることになったのは、関西地区の大学関係から会長を出すという巡り合せだったということも有りますが、私自身、ほぼ40年間お世話になっているこの学会への恩返しを少しでもしなければいけないと感じているからです。学会の歴史が120年ということは、その3分の1の間、私はこの学会でお世話になり、育ててもらったということです。120周年記念式典を終え、新たな船出をする船舶海洋工学会としての現状は非常に厳しいものがあります。造船会社からは急激な受注の減少による「損失処理」、あるいは「事業撤退」という言葉が聞かれ、大学関係も若手研究者の不足や多忙など、楽しい話があまり有りません。そのような厳しい状況ですが、何とか知恵を出して学会活動を活性化し、学会が元気になることによってこの状況を改善しなければいけないというのが、今期執行部に求められていることです。……
当会は造船工学及び海洋工学を中心とする学術分野の我が国を代表する学会であり、船舶海洋関係のさまざまな学術活動を展開しています。
- (1)講演会、シンポジウムなど
- (2)論文集、会誌等の発行
- (3)研究・調査活動
- (4)技術者支援活動
- (5)国際事業、国際交流活動
- (6)表彰
事業活動の詳細
学会3支部の規則類、各種名簿、報告書、事務局情報を掲載しています。
事務局情報の詳細