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表彰

シップ・オブ・ザ・イヤー2014 応募作品

応募船発表会(一般公開)は6月9日に明治記念館で開催します  

大型客船の部
橘丸(応募者:東海汽船株式会社ほか)
橘丸
船種 貨客船
船主 東海汽船株式会社、
鉄道・運輸機構
建造 三菱重工業株式会社
L×B×D-d 109.2m×17.0m×8.95m-5.4m
総トン数
/速力
5,681トン/19.0ノット

本船は、タンデムハイブリッド型CRP推進方式を採用した最新鋭の貨客船で2014年6月より東京〜八丈島航路に就航し、「離島の生活基盤を支えるスーパーエコシップ」として活躍している。在来の2機2軸船に対して、船全体での省エネは15.6%に達した。島民生活の向上、地域経済の発展と活性化に寄与し、伊豆諸島全体の発展に大きく貢献することが期待される。

小型客船の部
太古(応募者:株式会社臼杵造船所ほか)
船種 旅客船兼自動車渡船
船主 野母商船株式会社
建造 株式会社臼杵造船所
L×B×D-d 79.8m×14.4m×9.5m-3.9m
総トン数
/速力
1,598 トン/19ノット
太古

博多と五島列島を結ぶ航路に就航する高速フェリー。“太古”の船名を継承し、地域の足として期待を寄せられている。
特徴ある双船尾船型を踏襲しつつ、大型化とともに推進性能、操縦性能、耐航性能を改善した。合わせて騒音・振動対策や内装・設備の充実を図り、より快適で環境にやさしい船とした。

vibes one(応募者:株式会社VIBEほか)
vibes one
船種 電気推進式遊覧船
船主 株式会社VIBE
建造所 ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社
Lpp×B×D 19.99m×6.0m×1.8m
総トン数
/速力
19トン/8ノット

本船はリチウムイオン電池を主電源とした電気推進船で、海洋を航行可能な日本最大級のアルミ合金製双胴型遊覧船である。アニメ制作会社のデザイナーによる先進的で優美なデザインと、音、振動、臭いを劇的に改善し、新らたな乗船体験を提供する。船に乗るために観光するという新しい方向性を示す船である。

大型貨物船の部
PACIFIC SPIKE(応募者:住友商事株式会社ほか)
船種 長尺レール運搬船
船主 Sky Tree Shipping S.A.
建造 株式会社新来島どっく
L×B×D-d 187.0m×28.2m×14.0m-8.0m
総トン数
/速力
20,506 トン/約14ノット
船イメージ

本船は世界最長の150mレールを海上輸送する目的で建造された世界初の長尺レール運搬船である。水密隔壁の無い単一のロングホールドと、シンクロ制御及びリモコン操作可能な3基のデッキクレーンにより、従来は分割輸送していたレールを150mの長さで運べるようになり、日本製の高品質レールを長尺のまま海外へ輸出することが可能となった。

さやえんどうLNG船(応募者:三菱重工業株式会社)
船種 液化天然ガス運搬船
船主 大阪ガスインターナショナルトランスポート、中部電力、三菱商事、商船三井、日本郵船
建造 三菱重工業株式会社
L×B×D-d 288m×48.9m×26.0m-11.55m
総トン数
/速力
約137,000 トン/19.5ノット
さやえんどうLNG船

「さやえんどう」は155,000m3積み球形タンク型LNG船であり、連続カバー (さや) の中に球形タンク (まめ) が入っている外観に由来する。船体と一体構造の連続カバーにより、全体強度を確保しつつ軽量化と空気抵抗の軽減を実現、主機関に熱効率を高めた再熱タービンプラントを採用し、燃費性能を改善した。

小型貨物船の部
ふたば(応募者:向島ドック株式会社ほか)
ふたば
船種 コンテナ専用船
船主 向島ドック株式会社
建造 小池造船海運株式会社
L×B×D-d 86.0m×14.0m×6.7m-3.59m
総トン数
/速力
749 トン/14.5ノット

内航コンテナ船では初めての電気推進船。2基2軸の可変ピッチプロペラを装備し、さらに1基のエンジンだけでの省エネ運航も可能とした。電気推進方式に加えて船首ブリッジも採用し、騒音が少なく乗組員の居住環境が改善した。

光隆丸(応募者:光隆海運株式会社ほか)
船種 白油船(クリーン・タンカー)
船主 鉄道運輸機構、旭タンカー、光隆海運
建造 佐々木造船株式会社
L×B×D-d 85.0m×14.0m×7.0m-5.7m
総トン数
/速力
2,025 トン/13.7ノット
光隆丸

本船は、従来型ディーゼル主機推進方式ながら低環境負荷と運航経済性に配慮し、既存船よりも高い速力性能を確保している。また安全面を考慮し、光の反射を抑える内装を施した250度有視界ブリッジ形状を採用したほか、塗料の維持管理を容易にするためアッパーデッキ上も船体と同一色で塗装するなど、経済性と乗組員に配慮した設計としている。

漁船・作業船の部
おしょろ丸(応募者:北海道大学水産学部)
船種 漁業調査・練習船
船主 国立大学法人北海道大学
建造 三井造船株式会社
L×B×D-d 70.0m×13.0m×5.8m-5.0m
総トン数
/速力
1,998 トン/12.5ノット
おしょろ丸

北海道大学水産学部の5代目練習船。船尾トロール船型をベースに頑丈な耐氷構造とし、静粛性を考慮した電気推進システムと熟考された防振・防音設計で水中放射雑音を著しく低減させ、極域や荒天時においても精密な音響データ取得ができる。良好な復原性に加え、各種減揺装置により「静かで揺れない洋上キャンパス」を実現した。


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