トップページ > 表彰 > シップ・オブ・ザ・イヤー2014 応募作品
大型客船の部 | ||||||||||||
橘丸(応募者:東海汽船株式会社ほか) | ||||||||||||
本船は、タンデムハイブリッド型CRP推進方式を採用した最新鋭の貨客船で2014年6月より東京〜八丈島航路に就航し、「離島の生活基盤を支えるスーパーエコシップ」として活躍している。在来の2機2軸船に対して、船全体での省エネは15.6%に達した。島民生活の向上、地域経済の発展と活性化に寄与し、伊豆諸島全体の発展に大きく貢献することが期待される。 |
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小型客船の部 | ||||||||||||
太古(応募者:株式会社臼杵造船所ほか) | ||||||||||||
博多と五島列島を結ぶ航路に就航する高速フェリー。“太古”の船名を継承し、地域の足として期待を寄せられている。 |
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vibes one(応募者:株式会社VIBEほか) | ||||||||||||
本船はリチウムイオン電池を主電源とした電気推進船で、海洋を航行可能な日本最大級のアルミ合金製双胴型遊覧船である。アニメ制作会社のデザイナーによる先進的で優美なデザインと、音、振動、臭いを劇的に改善し、新らたな乗船体験を提供する。船に乗るために観光するという新しい方向性を示す船である。 |
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大型貨物船の部 | ||||||||||||
PACIFIC SPIKE(応募者:住友商事株式会社ほか) | ||||||||||||
本船は世界最長の150mレールを海上輸送する目的で建造された世界初の長尺レール運搬船である。水密隔壁の無い単一のロングホールドと、シンクロ制御及びリモコン操作可能な3基のデッキクレーンにより、従来は分割輸送していたレールを150mの長さで運べるようになり、日本製の高品質レールを長尺のまま海外へ輸出することが可能となった。 |
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さやえんどうLNG船(応募者:三菱重工業株式会社) | ||||||||||||
「さやえんどう」は155,000m3積み球形タンク型LNG船であり、連続カバー (さや) の中に球形タンク (まめ) が入っている外観に由来する。船体と一体構造の連続カバーにより、全体強度を確保しつつ軽量化と空気抵抗の軽減を実現、主機関に熱効率を高めた再熱タービンプラントを採用し、燃費性能を改善した。 |
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小型貨物船の部 | ||||||||||||
ふたば(応募者:向島ドック株式会社ほか) | ||||||||||||
内航コンテナ船では初めての電気推進船。2基2軸の可変ピッチプロペラを装備し、さらに1基のエンジンだけでの省エネ運航も可能とした。電気推進方式に加えて船首ブリッジも採用し、騒音が少なく乗組員の居住環境が改善した。 |
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光隆丸(応募者:光隆海運株式会社ほか) | ||||||||||||
本船は、従来型ディーゼル主機推進方式ながら低環境負荷と運航経済性に配慮し、既存船よりも高い速力性能を確保している。また安全面を考慮し、光の反射を抑える内装を施した250度有視界ブリッジ形状を採用したほか、塗料の維持管理を容易にするためアッパーデッキ上も船体と同一色で塗装するなど、経済性と乗組員に配慮した設計としている。 |
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漁船・作業船の部 | ||||||||||||
おしょろ丸(応募者:北海道大学水産学部) | ||||||||||||
北海道大学水産学部の5代目練習船。船尾トロール船型をベースに頑丈な耐氷構造とし、静粛性を考慮した電気推進システムと熟考された防振・防音設計で水中放射雑音を著しく低減させ、極域や荒天時においても精密な音響データ取得ができる。良好な復原性に加え、各種減揺装置により「静かで揺れない洋上キャンパス」を実現した。 |