次世代を担う若手研究者・技術者の育成は、少子化の状況も相まって、科学技術立国を国是とする我が国において各産業界共通の極めて重要な課題となっています。特に船舶海洋分野においては、過去の業界不振、若い人の興味離れ、船舶海洋分野に特化した教育を行う学科の減少といった負のスパイラルとも言える経過を経て一層重要な課題になっています。既に各企業、大学においては、他分野からの人材も積極的に受け入れ、短期間で船舶海洋分野の基礎や技術を教育して後継者不足を補おうという試みも進められているところであります。こうした背景を受け、目本船舶海洋工学会においては、若手人材の教育に資する基準教科書の作成プロジェクトや夏の学校の開校等の事業を進めて来ているところです。構造強度・材料溶接分野の夏の学校は、最初、2008年に全国版として関西地区で開催されました。その後、西部地区での開催を経て、今年は東部地区で開催する運びとなった次第です。二泊三目の研修スタイルで行われる当学校は、単に船舶海洋分野の講義を聴くだけでなく、他大学の学生・教員や社会人と寝食を共にして交流を深め、皆で切磋琢磨して行こうというモチベーションを喚起する目的を有しています。是非積極的に参加して視野を拡げて頂きたいと願っております。
平成22年9月10日(金)〜12日(日)
東京大学山中寮 内藤セミナーハウス
〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野506-296
→ 詳細はこちら
学生:10,000円、一般(社会人):20,000円
宿泊費・食事代等込み(交通費は各自負担)
使用する施設は研修用施設ですのでホテルのようなサービスはございません。タオル、洗面道具、入浴道具等は各自でご持参下さい。全日参加を原則としますが、詳細はお問い合わせ下さい。
12:00〜13:00 |
受付 |
---|---|
13:00〜14:30 |
荷重、構造応答 〜CSRの技術的背景(朱庭耀(NK)) |
14:40〜16:10 |
事例に学ぶ その1 〜設計事例(末岡英利(東大)) |
16:20〜17:50 |
グループ討論その1 具体的な設計事例を与えてグループで討論 |
18:00〜19:00 |
夕食 |
19:00〜20:00 |
グループ討論その1 発表会 |
09:00〜10:20 |
実務のための有限要素法 〜FEMは正しいか?(鈴木克幸(東大)) |
---|---|
10:30〜12:00 |
疲労強度設計の基礎知識(後藤浩二(九大)) |
12:00〜13:00 |
昼食 |
13:00〜14:00 |
構造規則と最終強度(田中義照(海技研)) |
14:10〜15:40 |
事例に学ぶ その2 〜損傷事例(毛利雅志(IHI)) |
15:40〜16:10 |
休憩 |
16:10〜17:50 |
グループ討論その2 事故事例を与え、事故原因の究明のプロセスをグループで討論 |
18:00〜19:00 |
夕食 |
19:00〜20:00 |
グループ討論その2 発表会 |
09:00〜09:50 |
リスク評価と構造信頼性(川村恭己(横浜国大)) |
---|---|
10:00〜10:50 |
構造規則と衝突解析(山田安平(海技研)) |
11:00〜11:50 |
実務のための構造最適設計(鈴木克幸(東大)) |
12:00〜12:10 |
終了式、解散 |
(希望者のみ、富士山5合目へ) |
氏名、所属(会社、大学等)、性別、年齢、住所、電話番号、メールアドレスをメール本文に記載し、下記の申し込み先までEmail にて送信して下さい。東大在学生及びOBはその旨を申込み時に連絡してください。
鈴木 克幸
東京大学 人工物工学研究センター
〒277-8568 千葉県柏市柏の葉5-1-5 総合研究棟511
Tel:04-7136-4596(内線64596) FAX:04-7136-4242
Email:katsu@race.u-tokyo.ac.jp
平成22年8月31日(火)
2010年度構造強度・材料溶接分野「夏の学校」世話役 鈴木 克幸
東京大学 人工物工学研究センター
〒277-8568 千葉県柏市柏の葉5-1-5 総合研究棟511
Tel:04-7136-4596(内線64596) FAX:04-7136-4242
Email:katsu@race.u-tokyo.ac.jp
鈴木克幸(東京大学)、川村恭己(横浜国立大学)、
山田安平(海上技術安全研究所)、田中義照(海上技術安全研究所)