「夏の学校」の目的は、船舶海洋分野の若手が集い、寝食を共にして、学び、語り、互いを知ることにあります。今年の構造強度・材料溶接分野「夏の学校」では、深山高野山にて、船舶・海洋構造物の構造・材料分野を中心に、未来に向けた技術課題とその実現のための戦略を議論します。昨年、日本船舶海洋工学会から、「船舶海洋分野における今後の研究・開発の戦略ー2030年、2050年に向けてー」と題する提言が出されました。そこでは、CFD, 3D-CAD、AIなどを活用した設計・建造・運用技術の統合的革新、IoT、ビッグデータ、ハルモニタリングなどを活用した運航・安全管理技術の革新などが謳われています。これらの将来技術について認識を深め、その実現を担う若者の目で戦略を議論することは意義あることと思います。また、何をなすにも人材です。船舶海洋工学の魅力を中高生など若年世代にいかに伝えるか、博士課程への進学を促すためには何が必要かなど課題は多様です。これらの将来技術および課題について、まず有識者からの講演を聞いた後、グループに分かれて意見・提言をまとめていただき、最後に発表会を行います。構造・材料分野に限らず、関心ある若手技術者・研究者、学生諸君に全国から参加いただき、共に学び、考える機会となることを期待します。奮ってご参加ください。
公益社団法人 日本船舶海洋工学会
13:30〜14:00 | 高野山大学にて受付 |
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14:00〜14:10 | 趣旨説明 |
14:10〜15:00 | 講義1 造船の将来 (JMU商船事業本部技監、商船企画部長 山田久行氏) |
15:00〜15:50 | 講義2 海運の将来 (MTI 船舶技術部門長 安藤英幸氏) |
15:50〜16:40 | 講義3 海洋の将来 (NMRI海洋利用水中技術系長 井上俊司氏) |
16:40〜17:00 | グループ討議 |
17:00〜20:00 | 高野山不動院へ移動、入浴、夕食、懇親会 |
早朝 | 朝勤行 |
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09:00〜09:50 | 講義4 構造基準・規則の将来 (NK開発本部本部長、船体開発部長 有馬俊朗氏) |
09:50〜10:40 | 講義5 構造設計の将来ー設計者のあるべき姿ー (KHI船舶海洋カンパニー技術本部長 直井秀明氏) |
10:40〜10:50 | 休憩 |
10:50〜12:00 | グループ討議 |
12:00〜13:00 | 昼食 |
13:00〜17:00 | グループ討議 |
17:00〜20:00 | 高野山不動院へ移動、入浴等、夕食、懇親会 |
09:00〜11:00 | 発表会、相互討論 |
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11:00〜11:30 | 提言整理と総括 |
11:30 | 解散 |
学生会員:15,000円、一般会員:25,000円、非会員(学生,一般とも):40,000円
ただし、宿泊費、食事代を含む。また、船舶海洋工学会の団体会員である法人の従業員は会員とみなす。
参加費は当日会場払い。
最大募集人員:30人
氏名、所属(会社、大学等)、性別、年齢、住所、電話番号、メールアドレス、会員種別をメール本文に記載し、下記の申し込み先までEmail にて送信して下さい。
*傷害保険などはご所属機関で対応をお願いします。
新大阪駅から高野山大学までの所要時間は、以下の行程で約2時間30分です。
新大阪駅 → なんば駅 (大阪市営地下鉄御堂筋線)
南海なんば駅 → 極楽橋駅 (南海高野線)
極楽橋駅 → 高野山駅 (南海高野山ケーブル)
高野山駅 → 千手院橋 (南海りんかいバス)
千手院橋 → 高野山大学 (徒歩,約300m)
高野山大学から高野山不動院までは、徒歩10〜15分です。