トップページ > 講演会・会議 > 関西支部主催シンポジウム 深海底鉱物資源開発への期待−海洋産業フロンティアの構築に向けて−

講演会・会議

関西支部主催シンポジウム
深海底鉱物資源開発への期待
−海洋産業フロンティアの構築に向けて−

主      催:
公益社団法人日本船舶海洋工学会関西支部研究運営委員会
協賛学協会・団体:
日本海洋工学会、日本海洋学会、海洋音響学会、海洋 調査技術学会、資源・素材学会、石油技術協会、土木学会、日本 沿岸域学会、日本建築学会、日本水産工学会、MOBIO(ものづくりビ ジネスセンター大阪)、日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)、海洋技術フォーラム、キヤノングローバル戦略研究所(一部手続き中)

開催趣旨

技術流出を避けるためライセンス生産等を認めない欧米先進国と、人件費の安さと国の手厚い保護を受けて追い上げる韓国・中国の狭間で、日本の製造業は将来展望が描けない状況にある。その中で、世界第6位の排他的経済水域(EEZ)と大陸棚を有する海洋大国日本が、持っているものを生かして、未来を切り拓いていく方策のひとつとして、深海底鉱物資源開発の産業化が挙げられる。その課題と未来像を語り合う。


開催日時

2012年3月15日(木)
講演会:13:30〜17:00(45分×3+休憩15分+パネルディスカッション1時間)
懇親会:17:30〜19:30


開催場所

新大阪丸ビル別館(TEL:06-6325-1302)
懇親会(新大阪エビスカフェ 大阪市淀川区宮原4-3-3433 TEL:06-6393-3433)


講師および演題

1. 金属の供給不安にどう対処するか−持続可能性の追求−
  原田幸明(物質材料研究機構)
  金属資源問題は世界的にかってない重要さを帯びている。しかし国内ではまだそれを近隣国との二国間の問題として見る傾向が強い。ここでは単に金属資源の供給現状を述べるだけでなく、国際的な資源問題を考えるうえで重要な、いくつかの逼迫要因、持続可能性へのインパクト、資源制約のタイプについて紹介し、これらを日本はどのように克服していくべきかについて議論する。
2. 陸上鉱物資源開発の問題点−中国の戦略とリスクの増大−
  谷口正次(資源・環境戦略設計事務所代表)
  20世紀後半の日本の繁栄は、世界に冠たる品質の“ものつくり”によってもたらされた。しかし、21世紀に入って、世界の資源事情は大きく変化し、20世紀後半とは様変わりした状況になっていることを認識しなければならない。資源開発をめぐる諸々の不安定要因あるいは制約条件が顕在化してきた状況、その中で国家戦略を着々と進める中国について紹介する。
3. 深海底鉱物資源開発への取り組み状況と技術的課題
  大岡隆(石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC))
  経済産業省の委託を受けて進めている海底熱水鉱床とコバルト・リッチ・クラストの探査事業、また、海底熱水鉱床の開発技術や環境影響評価技術の研究開発状況を紹介するとともに、商業開発に向けた技術開発課題について議論する。さらにマンガン団塊等への最近の取り組み状況についても紹介する。
パネルディスカッション
  モデレーター 山崎哲生(大阪府立大学)
  短期的には、円高に伴う産業の空洞化が進みつつあるが、中長期的な視点からの、資源確保、産業の再構築を進めるために、深海底鉱物資源開発は大きな鍵を握っていると考えられる。十分な経済性、環境受容性、発展性を持つ産業として育てていくために必要な、戦略や技術開発について討論する。

参加費

    講演会  
       日本船舶海洋工学会会員(正会員と学生会員) :無料
       協賛学協会・賛助会員 :2,000円
       一般 :3,000円
       学生(冊子体講演要旨集を含) :1,000円
    懇親会 :社会人5,000円、学生2,000円

参加お申し込み

受付は終了しました。


お問い合せ先

日本船舶海洋工学会関西支部事務局
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-1
大阪大学大学院工学研究科地球総合工学専攻船舶海洋工学部門内
TEL:06-6879-7593 FAX:06-6879-7594
Tel&Fax:092-802-3445
E-mail:k.office@jasnaoe.or.jp


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