西部支部広報編集委員会委員所属造船所の紹介

佐世保重工業(株) 佐世保造船所

試運転中の Panamax tanker "RECOLETA"[拡大画像]

西海国立公園の九十九島が一望できる弓張岳から佐世保港を望むと、左手から港外の島々を結ぶフェリーが発着する鯨瀬埠頭、ネイビーグレイの船体が印象的な海上自衛隊の艦艇と並んで U.S.NAVY の艦船が係留されている米軍ベース、海沿いの赤レンガ倉庫群を見ることができます。その隣、佐世保港の最深部に御影石のドックが並び、多数のクレーンが林立している一際眼につく場所があります。そこが佐世保重工業(株)佐世保造船所です。

佐世保重工業(株)は明治 22 年に開庁した佐世保鎮守府 (佐世保海軍工廠) が前身で、今でもその面影を見ることができます。東洋一と詠われた立神係船地、大正 2 年竣工の 250 トンクレーンなどは今でも商船の建造に活躍しています。現在は新船型の Panamax バルカー、Panamax タンカー、Aframax タンカーを主力商品として建造しており、昨年度は Panamax BC の連続建造および引渡しをしました。