今回のメールマガジンで紹介した記事の一つ『30m 型巡視艇「むらくも」 (2 代目) の思い出』は、当所設計部門の大先輩である濱田顧問に約 30 年前の設計思い出話しを書いていただいたものです。30m 型巡視艇はこれまでに多数建造され、現在でも海上警備、保安業務で活躍していますが、過去には開発関係者の様々な苦心や大変な苦労があったのだということをしみじみと感じさせられます。
「温故知新」という故事がありますが、これは皆さんもよく御存知のとおり「古きを温ねて (ふるきをたずねて)、新しきを知る。」と読まれ、「古い歴史や先輩のやったことを良く勉強し、調べることによって、新しい方針を見出すこと。」を述べたものです。先輩の過去の成功例、失敗例を加味しながら、新しい仕事のなかに生かすということを、今後とも肝に銘じておきたいと思います。