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新開発アフラマックスタンカーの紹介

ツネイシホールディングス(株)常石造船カンパニー
設計部総合設計グループ 石塚 崇

当社で 2005 年に開発しました載貨重量 107,500 トン型アフラマックスタンカーを紹介いたします。

開発において我々は、タンカーの運行形態や求められる基本性能・仕様・環境対応など、さまざまな視点から "原点" を見直し、顧客ニーズに応える船型として総力を挙げて開発しました。次代を駆け巡る船として当社が自信を持ってリリースした商品です。

アフラマックスタンカーのイメージ CG
アフラマックスタンカーのイメージ CG [拡大画像]


なお、本船型は当社において構造統一規則 (CSR, Common Structure Rule) を適用した初の船型となり、2008 年 10 月にその第一番船が就航する予定です。

本船は、以下の三つの "FITs" を基本コンセプトとして開発を行いました。

  1. FIT Trade : 運行の汎用性を考慮
    • 主要航路における入港制限から主要目を決定
    • 運行採算の高い航海速力の設定
  2. FIT Safety & Environment : 安全航行および環境に配慮
    • バラストタンクに遠隔監視ガス検を設置
    • 燃料油タンクをダブルハル構造
  3. FIT Operation : 荷役およびバンカリングへの思慮
    • カーゴポンプ、バラストポンプの容量アップ
    • 燃料油タンクの大容量化

本船の主要目は下記に示す通りです。

全長 約 243.8m
垂線間長 237.00m
型幅 42.00m
型深 21.30m
満載喫水 14.55m
計画喫水 12.19m
載貨重量 (満載喫水) 約 107,500 MT
主機型式 MAN-B&W 6S60MC-C
航海速力 15.6 ノット
航続距離 24,000 海里
定員 最大 30 名

石塚 崇
ツネイシホールディングス(株)常石造船カンパニー
設計部総合設計グループ
船体艤装設計

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