見学は、スタッフも一緒に歩きます [拡大画像] |
三択クイズに挑戦! [拡大画像] |
見よ!これぞ溶接! [拡大画像] |
IHI MU 呉工場では地元呉への地域貢献と、従業員の士気向上を目的に、5年前から小学生の工場見学を実施しています。昨年も11月から12月にかけて計4回実施し、総計4校150名の小学生が見学に来られました。今回はこの工場見学の様子について紹介します。
見学に来たほとんどの小学生にとって、船を見たことはあっても造船所を見学するのは初めてです。そこで、工場に到着した後は、まず、船と造船について勉強してもらいます。工場の概要や製造方法について一通り説明した後は、造船三択クイズにチャレンジです。内容は船の大きさや速さ、作り方に関する問題など。例えば呉工場が造っているタンカーの全長は東京タワーとほぼ同じであるという答えには、予想以上の規模の大きさに大いに盛り上がります。
説明が終わったらいよいよ工場見学です。ヘルメット・手袋 (どちらも、小学生さん向けの専用品!) を着用し、いざ工場へ!工場内は建造中のブロックや大型クレーン、ドックなど、普段間近で見ることのない巨大な製品・設備ばかりです。見学では鋼材が船の形になっていくまでの過程を見てもらいますが、中でもドックの渠底に降りて建造中のVLCCを見上げた時のスケールの大きさは圧巻のようで、しきりに船を見上げている子供さんが多いですまた、どのようにして船を造っているのかを実感してもらうため、見学の途中で溶接実演を実施しています。火花を散らして厚さ10mmの鋼板が溶接されていく様子を見てもらった後、どのぐらい熱くなっているかを知ってもらうため、鋼板に水をかけます。この時、もうもうと立ち込める蒸気には、いつも、驚きの声があがります。
初めて見る造船現場がとても印象深かったのか、後日いただく感想文では見学に来たみなさんから多くの感謝の言葉をいただきます。これは、私たちにとっても大いに励みになります。小学生のみなさん、どうもありがとうございました!また今年もお待ちしています。
朝倉 淳登
(株)アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド呉工場 総務人事グループ |