遊覧船と九十九島 [拡大画像] |
夕暮れの九十九島 [拡大画像] |
写真を見ていただきたい。青空の下、青い海をゆるやかに進む船、沈む夕日に彩られた海と島々、どこかの高名な写真家が撮影したとおもえる程の写真。実はこれは友達のI君が撮影した写真である。彼の腕が特にいいからというわけでなく、景色が特にすばらしいのである。このようなすばらしい景色を佐世保では見ることが出来る。
この写真はどこを撮影したものか。みなさん気になるところだろうが、これは九十九島を撮影したものである。「九十九島せんぺい」とお土産にも名前がつけられているように、九十九島は佐世保の観光名所の一つである。写真でも十分わかってもらえると思うが、絶景である。展望台にたち見渡す限りの大パノラマを体験すると分かるのだが、I君の写真では残念ながらその全てを伝えきれていない。実際にその場に立って景色を見渡すと、言葉や写真では伝えきれないほどのなにかがこみ上げてくるのである。それを物語る話として、当社ではよく船主に九十九島が見えるホテルに滞在してもらうことがあるが、その船主が時間を忘れて何時間も景色に見入っていたと聞いたことがある。それ程すばらしい景色なのだ。
くどいようだが、九十九島の景色は一度でいいから実際に見てもらいたい。恋人と見るのには最高のシチュエイションではないか。彼女をデートに誘う、展望台からのすばらしい景色、黙って眺める二人、次第に沈みゆく夕日、薄暗くなる展望台、気がつくと近づく二人の距離・・・、といった情景もたまにはお勧めである。残念ながら、友人のI君は一人でこの景色を撮影している。
佐世保に「佐世保バーガー」を目的で訪れる人は多い。たしかに「佐世保バーガー」は全国的に有名になり、佐世保の名物の代表ともいえる。ただ、少し足を伸ばせば目を奪われるような景色が佐世保にはある。佐世保のよかとこをもっと知って佐世保をもっと好きになって欲しい。
田作聖法 佐世保重工業(株)造船設計部 |