西日本シニア優勝時の記念撮影 [拡大画像] |
私は造船設計に配属されるまで "設計はひたすらパソコンとにらめっこしているばかりで暗い" と勝手な印象を持っていました。そんな中「がははは・・。」と毎日職場に響き渡る明るい笑い声。その豪快な笑い声で、暗いという印象は消えてしまい、明るい職場なんだと思えるようなりました。声の主は還暦を越えた大先輩なのですが、周囲の20代、30代の若い人達に負けないくらい元気です。今回は、その元気な大先輩であるSさんが所属するシニアソフトボールチームを紹介します。
「佐世保はまなす」とはSさんの所属するシニアソフトボールチームの名前です。このチームは佐世保を代表する強豪チームであり、創部20年の歴史を誇ります。このチーム名は、平成元年に開催された "北海道はまなす国体" にて準優勝したことからその大会名をチーム名として採用したそうです。ちなみに、「はなます」とは北海道では有名な花で、花言葉には「見栄えの良さ」、「香り豊か」などがあります。花言葉にいう「見栄えの良さ」が試合後の写真から伝わってきませんか。
「佐世保はまなす」が参加しているのはシニアの大会ではありますが、シニアの大会とは思えないほどの点の取り合いとなる白熱した試合が多くあります。「佐世保はまなす」はこれまで輝かしい成績を残しており、私が知るこの2年間の記録だけでも優勝7回、準優勝5回、3位が3回という戦績には驚きです。
創部してこの20年、怪我や病気で退部した選手は一人もいないそうです。みんな元気で勝ち続けてこられたのは、「一人ひとりが、60歳を過ぎても家庭の粗大ゴミにはならないぞ! という気概をもって練習や試合に望んできたから」とSさんは語ってくれました。さらに、「練習をするからには優勝しかない。」と、高校球児が甲子園を夢見るのと同じ熱い思いを持ち続けているのが好成績につながっているようです。
シニアという年齢を感じさせない「佐世保はまなす」は、今後も素晴しい戦績を続けていくことでしょう。
佐藤謙太 佐世保重工業(株)造船設計部 |