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このたび大島造船所は、長崎県立長崎工業高校(長崎市岩屋町)に造船専用3D-CADシステム「NUPAS-CADMATIC」15セットを含む、合計17台のPCより構成されるネットワークシステムを寄贈しました。その贈呈式が、去る6月2日に長崎工業高校で行われ、当社から南社長および関係者が出席しました。
贈呈式では、当社の南浩史社長から森岡義幸校長に目録が贈呈され、引き続き南社長より「長崎工業高校に最先端の造船技術に接して頂き、他校にない人材育成をという願いも込め、弊社で活用している3D-CADシステムを贈呈させて頂きました」と挨拶がありました。
森岡校長からは南社長へ感謝状を贈られ、「ものづくりの楽しさを3D-CADで知った生徒達は、社会でも活躍してくれるはず」と、お礼の御挨拶を述べられました。式典の後には、当社の3D-CADユーザーによる、システムの概要説明が、実演を交えて行われました。
長崎工業高校では、機械システム科(旧「造船科」)卒業生の8割が造船関連企業に就職しており、大島造船所にも73名の卒業生が在籍しています。近年、造船業界各社で3D-CADの適用が進む中、同校では、従来行われてきた手描き製図あるいは2次元CADによる教育から一歩進んだ、3D-CADによる教育が企画されました。
大島造船所では、上流設計3D-CAD適用の一環として、日本財団の助成を受けた研究『船舶の設計力向上のための上流支援システムの構築』に取り組んでいます。地域とともに発展する企業をモットーとする当社は、長崎工業高校からの要望を受け、この研究で採用している3D-CADシステム「NUPAS-CADMATIC」の寄贈を、システム開発元の協力も得て実現しました。
今回の3D-CADシステムの贈呈には、永年にわたり人材育成に貢献されてきた長崎工業高校への感謝に加えて、これからも同校が、より一層優秀な人材を育成し、造船業界へ輩出して頂けるようにという期待が込められています。
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川内 弘 (株)大島造船所設計部構造設計課 3D-CAD |
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