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広島大学大学院工学研究科の改組について

広島大学大学院工学研究院エネルギー・環境部門 土井康明

広島大学大学院工学研究科では、先端研究をより一層深化させることによって、大学院教育の質を向上させると同時に、工学系大学院に対する社会・産業界からの期待に応えることを意図して、平成22年4月1日より大学院の教育体制および教員組織の改組を行いました。その概要を説明いたします。

1. 教育体制の改組

1.1 5専攻から9専攻体制に

工学研究科は、平成13年4月〜22年3月までは5専攻体制 (機械システム工学、複雑システム工学、情報工学、物質化学システム、社会環境システム) でしたが、これを平成22年4月1日に改組して次のような9専攻体制としました。このことにより、学生にとっても、学生の出口である産業界・社会からみても、専攻ごとの専門領域がより明確になりました。

  • 機械システム工学専攻 (Mechanical Systems Engineering)
  • 機械物理工学専攻 (Mechanical Science and Engineering)
  • システムサイバネティクス専攻 (System Cybernetics)
  • 情報工学専攻 (Information Engineering)
  • 化学工学専攻 (Chemical Engineering)
  • 応用化学専攻 (Applied Chemistry)
  • 社会基盤環境工学専攻 (Civil and Environmental Engineering)
  • 建築学専攻 (Architecture)
  • 輸送・環境システム専攻 (Transportation and Environmental Systems)

輸送・環境システム専攻、社会基盤環境工学専攻、建築学専攻は、改組前は社会環境システム専攻に属していましたが改組後独立しました。船舶、海洋工学分野を希望する大学院生は、輸送・環境システム専攻で学んでおります。本専攻の修了生は、船舶・海洋、物流、システムエンジニアリング、自然環境関連の企業、官公庁における指導的技術者及び研究者としての活躍が期待されます。アジアの経済的発展を支える国際的な物流システムを大きく発展させるべく、システム構築を推進することのできる指導的技術者への期待はますます大きくなっています。

1.2 融合領域プログラム

改組された新9専攻では各専門分野における体系的教育が実現されます。大学院生が最先端研究に直接携わることにより、高い研究開発能力を身につけることができます。また、複数の異なる学問領域の融合によって成り立つ先端的分野について深く学ぶための特色ある教育プログラム (以下に示す融合領域プログラム) も用意しておいります。

  • バイオマス (対象 : 機械物理工学専攻・化学工学専攻)
  • ハイパーヒューマンテクノロジー (対象 : 機械システム工学専攻・システムサイバネティクス専攻・情報工学専攻・化学工学専攻)
  • グリーンケミストリー (対象 : 化学工学専攻・応用化学専攻)
  • 都市総合防災 (対象 : 社会基盤環境工学専攻・建築学専攻)
  • 生存圏環境システム (対象 : 輸送・環境システム専攻・社会基盤環境工学専攻)

これらの融合領域プログラムを選択する学生は主専攻を軸に、上記のプログラムごとに指定された科目を受講することになります。すなわち、基軸となる技術分野のベースを持った特定融合分野の高度技術者、研究者を育成することが本プログラムのコンセプトです。

2. 教育組織の改組

これまで教員は研究科・専攻に所属して教育研究を行っていましたが、この度の改組では大学院教育を行う組織 (研究科・専攻) と研究を行うための組織 (研究院・部門) を分離しました。研究院には専門研究分野を代表する次の7部門を置いています。

  • 機械システム・応用力学部門
  • エネルギー・環境部門
  • 材料・生産加工部門
  • 電気電子システム数理部門
  • 情報部門
  • 物質化学工学部門
  • 社会環境空間部門

このことにより、専門領域の研究を深化させるとともに、大学院生にとっては幅広い領域の学問を体系的に学ぶことが可能となります。輸送・環境システム専攻を教育する教員は、機械システム・応用力学、エネルギー・環境、社会環境空間に属しており、輸送・環境システムに関連する研究室は次のように構成されています。

機械システム・応用力学部門
構造システム 岡澤重信 准教授、田中智行 助教
構造設計 北村 充 教授、竹澤晃弘 准教授
システム安全 藤本由紀夫 教授、新宅英司 准教授、田中義和 助教
輸送・環境システム
総合工学
濱田邦裕 教授、平田法隆 助教
エネルギー・環境部門
輸送・環境システム流体 土井康明 教授、陸田秀実 准教授、中島卓司 助教
海上輸送システム 安川宏紀 教授、田中 進 准教授、佐野将昭 助教
耐空耐航性能 岩下英嗣 教授、作野裕司 助教
社会環境空間部門
海洋大気圏システム 金子 新 教授、中嶋秀夫 助教、荒井正純 助教

なお、大学院および学部の教育は大学院国際協力研究科開発技術講座からも協力を得て行っております。

開発技術講座 肥後 靖 教授、山下隆男 教授

学部の教育体制については、西部支部メールマガジン第20号 (2008/10/31発行)に紹介させていただいております。バックナンバーが掲載されておりますのでご覧下さい。

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土井康明
広島大学大学院工学研究院エネルギー・環境部門
輸送・環境システム流体

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