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新船型 250,000DWT 型鉱石運搬船「WOZMAX」の紹介

(株)名村造船所基本設計部船体計画課 中山和彦
海上試運転中の本船
海上試運転中の本船
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当社が建造した25万重量トン型鉱石船、通称 "WOZMAX" (ウォージーマックス)の1番船である "BAO FU (宝富)" について紹介致します。

WOZMAXは西豪州主要3港の港湾制限条件を考慮し、浅喫水で25万重量トンの最大載貨重量を確保した当社の最新鋭船です。WOZMAXの名前の由来は、"W" が西豪州の西 "West" の頭文字、"OZ" が豪州の形容略式語である "Aussie" の記号版、"MAX" は同地における最大船型を表したもので、西豪州からの鉄鉱石輸送に対する飛躍的な貢献を目指し、世界の港で温かく受け入れられることを願って命名されました。

本船の特徴は以下の通りです。

  1. 西豪州主要3港への配船に最適な船型であり、18m喫水で載貨重量25万トンを確保している。
  2. 最新の国際条約 (SOLAS、 MARPOL、 ICLLなど) の要件を適用した最新鋭の船型である。
  3. 推進性能や操縦性能を考慮しながら、船首形状最適化による実海域性能をバランスさせた船型としている。
  4. 当社独自開発の「Namura flow Control Fin (NCF)」を装備し、推進性能の向上と共に燃料消費量の低減を図っている。
  5. プロペラ後流中に放出されるハブ・ボルテックスの消滅により、エネルギーロスをなくした最新型の高効率プロペラを採用し、性能向上を図っている。
  6. 船主殿のご意向で低摩擦型 (低燃費型) 船底塗料を採用し、船体に作用する摩擦抵抗の低減を図ることで、環境負荷への軽減に配慮している。
  7. 船主殿のご意向により、ブラジルのPonta da Madeiraへの配船を考慮した係船システムとしている。
  8. 主機関および主発電機関には、IMO MARPOL ANNEX VIに適合した低NOx機関を採用しており、更に低硫黄燃料油対策を考慮したFOタンク配置やエア式船尾管シール装置を採用し、環境に配慮した構成としている。
  9. 機関部冷却システムには、セントラル清水冷却方式を採用し、船内メンテナンス作業の軽減を図っている。

主要目
全長 329.95m
型幅 57.00m
型深さ 25.10m
夏季満載喫水 18.00m
載貨重量 250,877t
主機型式 MAN B&W 7S80MC-C (Mark7)
出力 21,910 kW × 74.5rpm
航海速力 15.0kt


中山和彦
(株)名村造船所基本設計部船体計画課
性能設計

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