西部支部のメルマガ50号到達、おめでとうございます。関係者の皆さんのご努力に、敬意を表します。我々、三菱重工長崎造船所に勤務していた際、西部支部 (西部造船会) 広報編集委員として、このメルマガに携わらせていただきました。この場を借りて、発行当時の思い出など記述させていただければと思います。
2003年7月に旧西部造船会メルマガ1号が発行されました。当時西部の会長が小職勤務先のOBだった関係もあり編集委員の先生方と小職 (副委員長) へも正直プレッシャーがかかりました。しかし若手メンバーであったことと西部の伝統であった業界の結束心から、できるであろうと半ば強引にスタートしました。毎月発行という短期決戦には複数団体に投稿を分散すると纏まらないと判断、宣伝気味ではあったものの毎回、団体1社でクローズする持ち回り制としました。
小職は発足時2003年5月から前会社退職の2008年3月まで関わりましたが旧西部で22号、三学会統合した新生学会では学会誌当番もあり隔月1回の発行となったものの先月8月発行の49号と合わせ、現在まで合計71回発行されていることは驚異的で同慶の至りです。先生方始め編集委員の西部を従来通り活性化するとの固い意志の表れだと改めて思います。好評を維持すべく定期的に記事内容の統計分析と要望記事のアンケート調査を通して、改善を議論した編集委員会が懐かしく思い出されます。
石丸前委員の後を継ぎ編集委員に就任しましたが、メルマガの発行は既に軌道に乗っており、西部所属の各造船所や大学から毎回、読み応えのある記事が提出され、運営に大きな問題が発生することはなかったと思います。西部地区には日本を代表する造船所が多く、このメルマガは正に日本造船界の動向がそのまま読み取れるものでした。私の所属した造船所は、幸い建造する機種がバラエティーに富み、執筆の順番が回ってきても建造船の紹介にどれを選ぶか迷うくらいで、社内の記事集めという面でも苦労はありませんでした。
現在は造船所から離れ、東京で用船ブローキング、船舶管理、新造船の建造監督、中古船売買仲介など、船舶関連のビジネスを幅広く展開している東洋船舶 (三井物産の船舶の子会社) で勤務し、商社マンを始め、船長、機関長、造船所出身技術者など船舶関係の幅広い人材とともに、運航船や国内外の造船所とのやりとりなどを行っていますが、西部のメルマガは毎回楽しみに読んでいます。
![]() 東洋船舶本社(丸の内トラストタワーN館) |
![]() 試運転中の82型バルク [拡大画像] |
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日本の造船業の中心である西部地区の各造船所がどんな船を造り、どんな活動をしているか、また、大学の運営や学生の活動が最近どういう感じか、このメルマガを読むとよくわかります。西部支部として50号を迎えたこのメルマガが、今後も重要かつ楽しい情報源して、ますます盛り上がっていくことを祈念しております。
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石丸純史郎 東洋船舶(株)船主企画・技術本部 造船設計 |
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佐藤 功 東洋船舶(株)船主企画・技術本部 造船設計 |