西部支部メールマガジンは、表1に示す8社(10事業所)および4大学から選出された編集委員が持ち回りで記事の執筆依頼から原稿の編集作業までを担当し、偶数月の月末に隔月配信しています。現在の購読ユーザー数は約1,200名です。
表1 西部支部メールマガジンの編集担当企業および大学 | ||||||||||||||
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各号の基本的な構成は数編の読み物記事と西部支部からのお知らせ、ならびに編集後記となっています。2005年10月配信の第1号から今年8月に配信された第49号までに掲載された読み物記事の総数は178編であり、1号あたりの平均記事数は約3.6編です。また、記事内容のおおまかな分類と該当記事数は表2に示す通りです。
表2 西部支部メールマガジンの記事内容の分類 | ||||||||||||||||||||
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掲載記事の内容は建造船や製品・技術の紹介、乗船報告といった技術系のものから海外滞在報告や各種イベントの開催報告、さらには地元の観光名所や名物の紹介まで多岐にわたっています。学会のウェブページに掲載する読み物として硬すぎずかつ柔らかすぎない内容とすべく、編集委員一同が苦労して記事を集めた成果が現れているかと思います。
図1には、学会ウェブページのアクセスログが入手可能な第26号(2009年6月配信)以降の記事について、各号の配信日から4週間後までの期間における各記事の閲覧数を集計し、前述の分類ごとに記事1件あたりの平均閲覧数を求めた結果を示しています。平均閲覧数が300前後の上位には建造船紹介、施設・設備紹介、企業・大学紹介、乗船報告といった記事が並んでおり、船舶の建造に直接的に関係する内容の記事に対する購読者の皆様の注目度が高いことが分かります。西部支部からのお知らせと編集後記については他の記事に比べて平均閲覧数が少なくなっていますが、この両者については記事全文を配信メールに掲載していることが原因であると考えられます。
図1 メールマガジン記事分類ごとの平均閲覧数
最後に、本稿末尾の関連リンクには、西部支部メールマガジン第1号から第50号に掲載した全ての記事の表題(学会ウェブページへのリンク付き)と著者(所属は記事掲載時)をまとめたPDFファイルを掲載しています。この機会に、あらためて過去の未読記事をお楽しみいただければ幸いです。
古川芳孝 九州大学大学院工学研究院海洋システム工学部門 船舶運動論 |