缶詰めづくりの様子 [拡大画像] |
大富教授の講義の様子 [拡大画像] |
水産学部ではこれまでにも中学校に出前授業等を行っていました。今年は開聞中学校の2年生50名余りが「総合学習の時間」という授業科目の一環として水産学部を訪問し、水産生物・海洋学分野大富教授、山岡技術職員、漁業工学分野須本が講座を担当しました。午前中は生徒を2グループに分け、食品加工実習工場での缶詰めづくりと魚ロボットの体験をグループごとにしてもらいました。
缶詰めづくりでは、当日朝に仕入れた鯖を食品加工実習工場で生徒らが切りそろえ、水と調味料と合わせて缶に納めていました。缶に蓋がかぶせられると、巻締機と呼ばれる機械によって密封されます。出来上がった缶は一時間ほどかけて殺菌と調理の仕上げが行われていました。
また、魚ロボットの体験パートでは、水中ロボットや魚ロボットの概要を紹介した後は実験室内の小型プールで遠隔操作式の魚ロボットを操作してもらい、泳ぐロボットを体験してもらいました。さらに大きな実験施設として回流水槽実験棟を見学してもらいました。
午後は大富教授の講義で、「鹿児島で獲れる魚を食べよう」という題で一時間ほど鹿児島で取れる魚やエビについて講義を受け、最後に出来立ての缶詰の試食を行いました。残念ながら著者は口にしていませんが、皆とてもおいそうに食べていました。
須本祐史 鹿児島大学水産学部 水中ロボット |