温度測定の様子 [拡大画像] |
生物の種類分けの様子 [拡大画像] |
調査結果の報告の様子 [拡大画像] |
鹿児島大学水産学部の水産生物・海洋学分野と漁業工学分野の一部の教員と学生が中心となって、小学校中学年以上を対象とし公開講座「海岸へ行こう」を毎年開催しています。この公開講座は、生物系テーマと海洋系の二本立てで、それぞれ1時間半程度でできる活動をしています。
今回は鹿児島市内から錦江湾の奥へ車で1時間ほどの霧島市小浜海水浴場に赴き、午前と午後にわけて浜辺と磯辺の調査を行いました。
午前中は海洋系のテーマで、児童らはグループに分かれて、浜辺の色々な場所で地中から地上1mまで温度測定をして、暑い場所や涼しい場所がどこか、結果を一つのマップに集めてみました。筆者は無線通信機能付きの水温測定機を作成して、温度測定の話から海洋環境計測や測器の話へとつなげていきました。
午後の生物系のテーマでは、磯辺でどのような生物が生息しているか調べてみました。子供たちはめいめいヤドカリやヒトデからエイまでいろいろな生き物を捕まえて、場所ごとに種類分けして生物の採集した数を調べていました。結果のとりまとめの後は、ヤドカリを十数匹バットの真ん中に放し、4隅に置かれたエサから好みのものを探し出すときの行動を観察してもらいました。
須本祐史 鹿児島大学水産学部 水中ロボット |