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新船型セミオープンハッチバルカー (37SEMI) 1番船竣工

(株)大島造船所設計部基本計画課 大上貴央
試運転中の本船
試運転中の本船
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大島造船所は本年6月5日、3万7千重量トン型セミオープンハッチバルカーの1番船である“ULTRA VILLARRICA”を引き渡しました。

セミオープンハッチバルカーとは、通常のバルカーとオープンハッチバルカーの中間に位置する船型で、箱形の貨物倉形状、広いハッチ開口部、ジブクレーンといった特徴を持っています。

当社のハンディーサイズバルカーのラインナップとして 5万重量トン、5万2千重量トン、5万6千重量トンのセミオープン型バルクキャリアーを揃えていましたが、本船の開発によりさらなる省エネ性を備えたハンディーサイズバルカーをラインナップに追加しました。

本船型はラインズの最適化、大直径プロペラの採用、さらに当社独自の省エネ付加物である「Advanced Flipper Fins」、「Rudder bulb」、そして「Sea worthy bow」という特殊な船首形状を採用し、世界最小クラスの低燃費船型となっています。また、オプションでログ積みも可能になります。

本船は以下のような優れた特長を有しています。

  1. 省エネ性能としてCO2排出量の指標となるEEDIは基準値より約27%の削減を達成しています。
  2. 二重船殻構造となっており、貨物倉内部に突出する骨が無い平表面構造のため荷残りがほとんど無く、倉内のクリーニング時間を大幅に短縮。また、ユニット貨物の積み付けにも適しており、貨物の固縛も通常のバルカーに比べ容易に行うことができます。
  3. 相浦機械製の高性能デッキクレーン、大開口ハッチカバーの採用により、荷役効率を向上させています。
  4. 燃料タンク保護規則の適用による油流出リスクの低減や、バラスト水処理装置の装備など環境への配慮を行っています。

主要目
載荷重量 3万7429重量トン
全長 179.99m
型幅 30.00m
型深さ 14.63m
満載吃水 10.329m
主機型式 MAN B&W 5S50ME-C8.2
出力馬力 5,650kW x 108.0rpm
航海速力 14.0kn
船級 NK
船籍 シンガポール


顔写真 大上貴央
(株)大島造船所設計部基本計画課
船体計画

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