尾道造船(株)総務部総務課 岩田佳保里
進水式 [拡大画像] |
龍踊り [拡大画像] |
祝い餅まき [拡大画像] |
当社は創業以来70年に渡る歴史の中で、船造りを通して積極的に地域活動に取り組んでいます。地域社会といかに共存共栄していくかは、当社にとっても重要なテーマであり、その一つとして行っている「進水式の一般公開」を紹介します。
当社ではスリップウェイ進水 (船台から海面に滑り下ろす進水) を行っており、毎回、地域住民の方に限らず、県内外からも多数の方が見学に来られています。また、地元の小学校や一般社団法人 日本中小型造船工業会を通じて倉敷市の小学校を進水式見学に招待しており、目の前にそびえる巨大な船が轟音と共に海面に滑り下りていく光景に大変喜んでいただいております。
先日は、より多くの方に進水式を見ていただきたいという思いから、進水式後に龍踊りや祝い餅まきを開催しました。その日は休日ということもあり、多くの家族連れで賑わい、総数約1300人と予想以上の来場者となりました。祝い餅まきでは、当たりくじ付きで景品を用意していたということもあり、参加者全員ここぞとばかりに張り切ってお餅を拾っており、大変盛り上がりました。
このように進水式を一般公開することで、地域住民の方々や県内外から来られる多くの方と交流を深め、「尾道」の名を広めていくことや多くの子どもたちに「造船」について興味を持ってもらうことも地域貢献の一つだと考えています。
当社は年間約10隻の進水を行っています。舳先のくす玉が割れ、カラフルな紙テープが風に舞う中で、船台から滑り降りる光景はとても迫力があり、造船に携わる私たちにとっても感動的な場面となります。
普段なかなか見ることのできない進水式をみなさまもぜひ一度見に来てみませんか。
岩田佳保里 尾道造船(株)総務部総務課 |