(株)新来島どっく技術設計本部基本設計部船体計画課 重光健太郎
今、私の息子達が通っている愛媛県内の幼稚園では芋や米をつくる実習や蛍の観察に行く体験学習があるようです。私自身は自然の少ない地域で育ったため、蛍など図鑑の中でしか見たことがありませんでした。今は田舎暮らしですが、空気もきれいで、子供達ものびのび生活しているように思います。
私も入社間もない頃は都会に戻りたくて、造船所に就職したことを後悔したこともあります。しかし、今ではインターネットの普及や交通機関の発達により、地方の町で生活していても特に不便はありません。その気になれば半日で国内の大体のところに行けますし、必要な情報はインターネットで手に入ります。
造船所はちょっと地方 (田舎) にあるイメージを持っている学生さんや、実際に地方の会社に入社したのは良いが、あまりの田舎町であることにへこたれそうな若い皆さんに一言。電車が1時間に一本しか来ないような田舎町で生活していても、仕事・用事があれば日本中どこへでも飛んで行くバイタリティを身につけることが大事で、自分の心の持ち方次第だと思います。
皆さんも是非田舎暮らしをされてみてはいかがでしょうか。幼稚園児が嬉しそうに持って帰ってくる妙なかたちの芋やキュウリを毎日食べさせられることになりますけど。
重光健太郎 (株)新来島どっく 技術設計本部基本設計部船体計画課 |