新造船紹介 : 99,000DWT ばら積運搬船「SHIN YAHAGI MARU (新矢作丸)」
(株)名村造船所船舶海洋事業部設計本部基本設計部計画設計課 林田聡史
試運転中の99,000DWT型ばら積運搬船 "SHIN YAHAGI MARU (新矢作丸)"
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当社伊万里事業所で建造し、2015年に引き渡した99,000DWT型ばら積運搬船 "SHIN YAHAGI MARU (新矢作丸)" について紹介いたします。
ばら積運搬船は当社の主力商品の一つですが、その中でも本船は碧南発電所向け最適船型として開発した新船型となります。
本船の特徴は以下の通りです。
- 幅広浅喫水とすることで、碧南発電所向けの最適船型となっている。
- 弊社独自開発の「Namura flow Control Fin (NCF)」および「舵付きフィン (Rudder Fin)」を装備し、推進性能の向上と共に電子制御式主機関の採用により燃料消費量の低減を図っている。
- 主機関および主発電機関には、IMO MARPOL Annex VIに適合した低NOx機関を採用しており、更に低硫黄燃料油対策を考慮した燃料油タンク配置やエア式船尾管エアシール装置を採用し、環境へ配慮した構成となっている。
- 機関部冷却システムに、セントラル清水冷却方式を採用することにより、船内メンテナンス作業の低減に貢献している。
- バラスト水管理条約発効に先立ち、バラスト水処理装置を搭載しており、バラスト水の水質を制御することで海洋環境の保護に努めている。
主要目 |
全長 |
249.97m |
型幅 |
43.00m |
型深さ |
18.70m |
載貨重量 |
99,323t |
主機関 |
MAN B&W 6S60ME-C8.2 |
定員 |
25名 |
船級 |
日本海事協会 (NK) |
船籍 |
Liberia |
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林田聡史
(株)名村造船所船舶海洋事業部設計本部基本設計部計画設計課
船体計画 |
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