(株)名村造船所船舶海洋事業部営業本部営業部営業一課 谷川啓太
クラスメイト [拡大画像] |
トーキー中心部 [拡大画像] |
トーキーの美しい海 [拡大画像] |
弊社では、職員の語学能力を開発し、企業の海外への対応力の向上を図る目的として、海外語学留学制度を設けています。現在の留学先であるトーキーは、イングランド南西の沿岸部にある人口5万人ほどの町です。
トーキーには複数の語学学校があり、私の通った語学学校は中東や欧米の学生の比率が高く、アジアの学生は少数派でした。学内では英語以外は禁止されており、授業中は勿論、事務手続きや休憩中の他の留学生との会話も含めて、全てのやり取りは英語で実施しなければならず、まさに英語漬けの環境でした。
基本的に講義では、ディスカッションをする機会が頻繁に組み込まれています。特にビジネス英語に特化したクラスは大変人気があり、社会人だけでなくたくさんの若い学生達も受講していました。当然ながら、皆、日本人とは考え方も異なりますので、講義中は発言しなければ存在感はなく、理解してもらうためには自分の意見をはっきりと発信しなければなりません。このため、ディベートやネゴシエーションの演習時には大変活発な議論となります。この時、自分の意見をひたすら話す人、絶対に意見を曲げない人、発音が独特なため何を言っているのかわかりづらい人等色々いますので、自分の意見を主張するには、自分の意見を理解してもらうように説明し、且つ相手を理解するように努めなければならず、なかなか簡単にはいきませんでした。一方で、文化の違いによる想定もしない意見がでることもありますので、大変興味深く、各国の考え方を学ぶ良い機会にもなりました。
週末には、周辺の都市へ出かけ、歴史的な建造物を見学したり、美しい自然に触れたりして楽しみました。イギリスには多くの世界遺産等があり、これらは私の知見を広げるのに役立ちました。また、連休を利用して他の欧州の国々を旅行した時には、訪問した国と日本、そしてイギリスとの文化の違いを感じ、変化を楽しむこともできました。
半年間の留学生活を通して、私は様々な文化や考え方に触れる貴重な経験を得ることができました。我我々を取り巻くビジネス環境は年々スピードを増して変化しています。この厳しい国際競争を勝ち抜くために、引き続き語学力の向上に努めるとともに、今回の経験をきっかけとして、将来の変化への対応力をつけることを意識して今後の業務に取り組んでいきたいと思います。
谷川啓太 (株)名村造船所船舶海洋事業部営業本部営業部営業一課 |