騎射場 (きしゃば) ぶり祭の開催
鹿児島大学水産学部 佐野雅昭
騎射場ぶり祭ポスター [拡大画像] 
順番待ちの行列 [拡大画像] |
2016年1月23日、鹿児島大学の学生街である騎射場 (きしゃば) で第3回騎射場ぶり祭が行われました。このイベントは鹿児島大学水産学部の学生が中心となって作った魚食普及サークルPESCAが開催しています。
「騎射場」は鹿児島大学の学生達が多く下宿している昔ながらの学生街で、学生向けの居酒屋街でもあります。鹿児島の特産品である養殖ぶりを市民にもっと知ってもらいたい、食べてもらいたい、そして自分たちの街である騎射場を活性化したいという二つの目的で、養殖ぶりが最も美味しくなる季節である一方、騎射場からの客足が遠のく真冬に開催されています。
街バル形式で開催されており、参加店舗では工夫を凝らした創作ぶり料理1メニューと1ドリンクを500円で楽しめるお得なイベントです。今年で3回目ですが規模は毎年大きくなり、参加者も1,700人と初年度から比べて倍増しました。鹿児島の冬を代表するイベントに成長しつつあります。
料理の材料となる養殖ぶりは県内の東町漁協、牛根漁協、そして福山養殖から学生が直接仕入れて提供しています。鹿児島県水産振興課をはじめ、鹿児島市中央卸売市場関連業者、鹿児島市役所、地元焼酎メーカーである本坊酒造などからも様々な支援をいただいており、まさに水産学部学生のパワーが地域全体を巻き込んだイベントとなっています。大学と地域の有機的な関係構築が謳われる中、こうした事例がもっと増えていくことが期待されています。
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佐野雅昭 鹿児島大学水産学部 水産経済学 |
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