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学会誌KANRIN

特集「無人化技術」にあたって

日本船舶海洋工学会 学会誌編集委員会

近年の情報通信技術の発展や各種センサ情報に基づく制御技術の進展により,船舶・航空機・自動車等の操縦の自動化・無人化技術の開発が注目を浴びている。2016年10月には東部支部ワークショップ「洋上・水中における無人化船技術」が開催され,船舶以外の分野も含めた無人化技術の現状と展望について講演と議論が行われた。本特集においては,同ワークショップの内容を参考に,船舶や水中機器ならびに航空機の操縦・運用に関する無人化・自律化技術開発の現状と今後の展望について最新の情報を提供することを目的とし,以下の著者の皆様に記事の執筆をお願いした。

まず,(国研)海上・港湾・航空技術研究所海上技術安全研究所の福戸淳司様には,自律船の定義や必要な機能等の解説とともに,国内外における自律船に関する研究開発動向をご紹介いただいた。

次に,(株)MTIの安藤英幸様には,IoTやビッグデータを含むICT(情報通信技術)の船舶運航への導入の取り組みと,船舶運航の自律化技術の将来的な見通しをお示しいただいた。

続いて防衛装備庁艦艇装備研究所の金子博文様には,無人化技術の防衛装備品への適用の視点から,UUV(Unmanned Undersea Vehicle)の自律的な運用に必要な技術について解説していただいた。

一方,(国研)海洋研究開発機構の百留忠洋様には,海洋・深海での観測およびデータ収集に用いられている自律型無人探査機の開発・運用の現状と今後の展望についてご紹介いただいた。

九州大学大学院工学研究院航空宇宙工学部門の東野伸一郎先生には,軍用・民生用の無人航空機利用技術の歴史とともに,科学観測用の固定翼無人機の開発過程と今後の展望をご紹介いただいた。

最後に(国研)情報通信研究機構の吉村直子様には,洋上における船舶の無人運航の実現に不可欠となる大容量衛星通信システムの動向と次期技術試験衛星の開発状況について紹介していただいた。

船舶や水中機器等の無人化・自律化技術について,本特集が読者の皆様のご理解を深める一助になれば幸いである。

謝 辞

福戸淳司様の記事「自律船研究の動向」は,日本航海学会の許可をいただいた上で,日本航海学会誌NAVIGATION 第200 号に掲載された記事を転載させていただいたものです。関係の皆様に厚く御礼申し上げます。

 
自律船実現のために必要な機能

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