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研究活動

船体機関室周辺の狭隘タンク振動設計指針策定に関する研究委員会

分野:構造強度・材料溶接 (Strength and Material)

近年、大型商船の機関室近傍の狭隘タンクにおいて過大な振動や、振動による疲労と見られる損傷が、船体構造委員会および技術懇談会などにおいてしばしば報告された。機関室周辺の狭隘タンクは、清水タンクや燃料タンクなどがある。燃料タンクに亀裂損傷が発生すると、油流出という環境問題を引き起こす可能性がある上、可燃性液体の場合、航行中に補修することは難しく、安全性の面から重大な損傷であるといえる。従来の研究により、狭隘タンクの固有振動数(共振周波数)に及ぼす種々の影響因子に関する定性的な研究は行われているが、実用的な観点から精度のよい、あるいは定量的な推定には至っていないのが現状である。一般に、液位による付加水質量効果の変化、近接する壁面間の流体による連成効果、防撓材による振動形状の複雑化、初期たわみ、熱応力等の初期応力による振動数の変化が、精度よい推定を困難にしている。また、「呼吸モード」に代表されるタンク壁の基本振動数は、非常に低いので補強等による上逃げの共振回避は一般に困難であることが、振動設計をさらに困難にしている。そこで、本研究委員会では、「狭隘タンクの振動設計指針を策定する」ことを目標とし、狭隘タンク構造の振動設計ができるようにすることを目的とする。

基本情報

委員会長(所属) 安澤幸隆(九州大学)
委員会委員数 17名
キーワード 船体振動、狭隘タンク、疲労損傷、呼吸モード、振動予測、接水振動、振動設計
活動期間 H18.4〜H21.3

参加方法

研究委員会への参加をご希望される方は、下記連絡先よりご連絡ください。

お問い合わせ先 [e-mail]:

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