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トップページ > 研究活動 > 研究委員会 > 宗谷海峡の船舶航行リスク評価研究委員会
日本海は船舶による物資輸送の重要なルートとなっていて、航行船舶数が多いため衝突事故が少なくない。冬期の気象・海象は厳しく数多くの船舶事故の一因ともなっていて、ナホトカ号の大量の重油流出被害は10年後の現在も継続していて、その漂着油が多くの海岸に残留している。日本の隣国サハリンでは9鉱区の石油ガス開発が進められ、サハリン-2では1999年7月から夏期の生産を始め、2008年には通年生産に移行し、サハリン南部のアニワ湾から原油とLNGがタンカーで出荷される計画となっている。この通年生産とともにサハリンから日本海へ抜ける船舶の数は飛躍的に増加し、特に気象の厳しい冬期には衝突事故の発生が懸念される。 そこで、本研究委員会では、宗谷海峡に於ける交通量を予測し、想定し得る衝突事故シナリオを設定し、交通シミュレーションによるリスク分析を行い、さらに油汚染被害度を推定する。このリスク分析と被害度に基づいて、事故を防止するための対策を考案し、この対策によるリスク軽減を検討する。検討結果に基づいてシンポジウムを開催し、事故軽減対策を提案する。
委員会長(所属) | 井上欣三(神戸大学) |
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委員会委員数 | 7名 |
キーワード | 海洋環境、リスク分析、宗谷海峡、船舶航行、サハリン開発、流出油防除対策 |
活動期間 | H19.10〜H21.3 |