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トップページ > 研究活動 > 研究委員会 > 船舶操縦運動予測モデルの標準化に関する研究委員会
何をどこまで明らかにしようとするのか(目的と到達目標)
船の操縦運動予測モデルは、日本独自のMMGモデルと呼ばれるものがベースとなっているものの、詳細を見ると、各大学や機関で微妙に異なっているのが実状である。その結果、計算に必要な流体力係数の定義が異なる場合があり、論文等で公表された流体力係数等のデータが、他の機関ではそのままでは使用できないという問題が生じている。操縦運動研究の効率良い発展を促すためには、我が国における船舶操縦運動予測モデルの標準化を行う必要があると考える。研究の特色、独創的な点及び意義
本活動の意義は、操縦運動予測モデルの標準化を行うことにより、流体力係数等の各種データの融通性が向上し、我が国の操縦運動研究の効率良い発展を促す点にある。独創的な部分は少ないが、我が国の操縦性予測に関する技術において、資するところ大と考える。国内外の関連する研究の中での当該研究の位置づけ
国際水槽試験会議(ITTC)では、標準的な操縦運動予測モデルや水槽試験に関する手順書(procedure)が作成されている。ただそれらは、既に古くなっていたりして、国内では使われない場合が多い。本活動は、ITTCの活動を先取りし、我が国独自の操縦運動予測モデルの策定、関連した水槽試験の手順書作成等を行うものである。現時点では最も進んでいると考えられる我が国操縦性予測技術を一層強固にするものである。委員会長(所属) | 安川宏紀 (広島大学大学院工学研究科・教授) |
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委員会委員数 | 12名 |
キーワード | 操縦運動,予測モデル、標準化、手順書 |
活動期間 | H22.4〜H24.3 |