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何をどこまで明らかにしようとするのか(目的と到達目標)
旧来のJSDS-10「バラスト管装置設計基準」は、制定から30年以上経過しており、昨今の実情にミートしない内容となっている。また、バラスト管装置においては、バラスト水管理条約がまもなく発効すると見られていることから、今後はバラスト水処理装置(以下、BWTSと略称)の考慮が必要になってくる。実際、船社は条約発効を見込んで新造船仕様にこれを織り込み計画する動きが加速している。造船所は多様なBWTSから適正なものを選定し、本船のバラスト管装置に組み込む形で設計を実施する必要に迫られている。研究の特色、独創的な点及び意義
船全体の装置設計という立場から、旧来の設計基準の改訂を行う。このとき、近年の建造船でのバラスト管系統のトラブル事例も反映し、解析が必要なものはその解析等も実施する(例:水撃による弁及び配管の破損対策)。それと同時に、BWTSを本船に組み入れた場合のバラスト管装置設計の研究を行う。これは造船所自らが実施し、実務設計に反映すべき事項である。研究では、団体戦で行ない得るコアの部分について纏める。各船への適用は、各社個人戦レベルの展開とし、研究範囲に含めない。国内外の関連する研究の中での当該研究の位置づけ
旧来指針が最新情報を集約した形で見直しがなされ、新規規則により義務付けされるバラスト水処理装置を付加したバラスト管装置設計についての指針を作成すれば、設計者にとって貴重な資料となりうる。委員会長(所属) | 荒井 誠 (横浜国立大学) |
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委員会委員数 | 6名 |
キーワード | バラスト管装置、バラスト水処理装置、港湾荷役 |
活動期間 | H26.4〜H28.3 |